この間明けたばかりと思っていたら、あっという間に今年も半分が終わりました。
いつもは上半期のベストなんて出さないんだけどね、今年は新生【映画主婦】なんで、せっかくだから出してみようかなと思った次第。
多分新作は30本も観てないと思うのでなんの参考にもならないとは思いますが、よろしければお付き合いくださいませ。
それではさっそくどうぞ~。
- 10位 怖い!けど面白い!けどやっぱり怖い!!
- 9位 沖縄の文化と死生観に触れる
- 8位 立ち上がる若者たちの姿に感動!
- 7位 傷を抱えた少年少女の邂逅
- 6位 どうか、生きて、子どもたち
- 5位 「祈り」の意味と意義を問う
- 4位 立ち上がれ、ブラザー!
- 3位 だから、わたしは映画が好き。
- 2位 宗教系韓国映画の新たな傑作!
- 1位 このポジティブなメッセージが、やっぱり大好き!
- 【別枠というか殿堂入り】
- ちょっとしたお知らせ
10位 怖い!けど面白い!けどやっぱり怖い!!
テリファイド
ある住宅地の周辺で巻き起こる怪奇現象。それを解明するため立ち上がったのは、じーさんばーさんの霊能者チーム!しかし次から次へと怪異が襲いかかり…
いやほんと、不気味なヴィジュアルが満載ですごく面白かった。現実世界に唐突に異界が侵入してくるって世界観がすごく好きです。
これはできれば映画館で観たかったわ。一人だと、怖すぎたんで…。
デルトロのリメイクがどうなるのか、とても楽しみです。
9位 沖縄の文化と死生観に触れる
洗骨
「遺体の骨を洗う」という供養の風習にも驚きましたし、泣きましたね。そして笑いました。この、泣きと笑いのバランスが絶妙な話運びにとても好感を持ちましたし、キャラ造形や画の見せ方に芸人らしいセンスを感じました。
照屋年之監督の次回作にも期待しています!
8位 立ち上がる若者たちの姿に感動!
僕たちは希望という名の列車に乗った
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツで、信念を貫いた若者たちの実話。
権力を振りかざす大人に、自分たちのやり方で抵抗する青年たちに胸のすく思いがしましたし、純粋に心に響きましたよね。親たちの葛藤にもしっかりとスポットが当たっていたのも素晴らしく、それがまた物語に深みを与えていました。
やはり、東独題材映画は傑作ぞろいですなー。
おすすめです。
7位 傷を抱えた少年少女の邂逅
アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年
理不尽な暴力により、心と体に深い傷を負った少年少女。まるでソウルメイトのような二人が手を取り合い、暗闇から抜け出そうとする物語です。
先日ブログにしたばかりなんですが、これはほんと好きでしたね。こういう「癒し」の仕方って、やはり映画ならではだと思います。
あぁもう、みんな幸せになって…
6位 どうか、生きて、子どもたち
ザ・マミー
これはブログにはしてないんだけど、すっごく好きだった。一応見終わった後Twitterにあげた感想をのせておきます。
『ザ・マミー』
— ナオミント (@minmin70) 2019年4月28日
麻薬戦争が激化する町で親を失ったストリートチルドレン。ギャングに狙われた少女の前に母の怨霊が現れて…
デルトロやバヨナ辺りを彷彿させる切な系ホラー。地を這う血や動くぬいぐるみなどのファンタジックな描写と詩的なセリフが印象的。怖いけど物悲しいストーリー。これ超好き。 pic.twitter.com/7HXrMTkOiI
子役の子もみんな素晴らしかったし、わたしはやはり、ファンタジーの文脈を使ったこういう「おはなし」が大好きですね。
5位 「祈り」の意味と意義を問う
僕はイエス様が嫌い
こちらは昨日観てきたばかりなんで、まだどこにも感想あげてもいないんですが、これはねー途中からもうボロボロ来ました。
最初は画質も微妙で、「あらーイマイチだったかしらー」と思ったんだけど、終盤にぐわーっと畳み掛けてきましたね。
神様って、祈りって、なんだろう?という疑問を子どもの素朴な視点で描いています。あんまり調べてないんだけど、これ監督の実体験なのかなぁ?
観ながら、わたしも自分が子どもの頃に感じたいろんなことを思い出しました。嬉しかったことも、悲しかったことも…。
あと、主役の子とその友だちはもちろんよかったんだけど、クラスメイトのモブの子たちもすごくよかったよね。
「なにやってんの?」「ねりけしつくってんの!!」
やだーもう、超かわいい。
これは近々ブログに書きますね。
4位 立ち上がれ、ブラザー!
ブラック・クランズマン
白人至上主義団体KKKに潜入捜査した黒人刑事の実話を元にした、スパイク・リー監督作。
差別主義と戦う者たちに真実を叩きつける、挑発的な作品です。リーさんは、ブレないね。
ちょっと前に、リー製作のSFジュブナイル『シー・ユー・イエスタデイ』(ネトフリオリジナルです)も観たんですが、こちらもこのベストに入れようかなと思うくらいめちゃくちゃ良かったです。
戦うためには、現実を直視すること。そこから逃げないこと。心にずっしりと響く、ヘビー級の一作でした。
3位 だから、わたしは映画が好き。
愛と銃弾
コメディ、ロマンス、ノワール、アクションとジャンルオーバーなナポリミュージカル!
濃ゆくてクドくて、すげぇ好き。観終わったあと改めて「映画っていいなぁ」と思える作品でした。
まぁただちょっと、アクは強い映画なのでね、万人ウケはしないでしょうけど、わたしは本当に大好きでした。
多分ね、これが上半期ベストに入る人とは絶対仲良くなれそうな気がする。
2位 宗教系韓国映画の新たな傑作!
サバハ
偽宗教を暴く宗教家が遭遇したのは、「本物の」カルトだった…
点と点が繋がって謎が明かされていく過程は本当に面白くて、お話自体もすごく好きだし、ホラー寄りのヴィジュアルもすごい良かったです。多分このまま年間ベストにも入るでしょう。
いやほんと、超面白かった。みんな観て!!
1位 このポジティブなメッセージが、やっぱり大好き!
レゴムービー2
大傑作『レゴムービー』の続編。
ハードルを上げに上げて観たんですが、それさえも軽~く棒高跳び並みに飛び越えて行きましたね。頭にこびりつくあの歌も、ほんと大好きでした。
子どもと一緒に観たんですがかなりのお気に入りみたいで、「じいじにDVD買ってもらう~」と言ってます(^_^;)
でも実はこの映画、多分主張していることは『ブラッククランズマン』と同じなんじゃないかなぁと思うんですよね。その方向性がネガティブかポジティブかなだけで。
思想の違い、価値観の違いがあるのは事実だけれど、それでも、いろんな違いを乗り越えてよりよい世界を作っていこうよ、って話だとわたしは思ったの。
理想を語るのは映画の特権なわけで、そのポジティブなメッセージを、やっぱりわたしは支持したい。
みんなで一緒に作った方が楽しいんだよ。レゴだって、世界だって。
【別枠というか殿堂入り】
ROMA/ローマ
(これは去年に書いた感想です)
劇場で観ることができたんですけど、映画館で観たらより一層クレオのことが大好きになりました。
わたしは「映画は映画館で観るべき!」という意見には懐疑的なところがあるんだけれども、映画館で観ることで見えてくるものはやっぱりあるよなぁ、と思います。
気持ち的にはこれが年間1位なんだけど、さすがに2年連続はアレだなと思って別枠にいれておきます…
というわけで、以上です!
他にも、『ゴッズオウンカントリー』もめっちゃいい映画だったし、ドラ映画も今年はすごく良い出来だった。あと、合コン(コンは『コンジアム』のコン!'`,、('∀`) '`,、)も面白かったし、あ、そういえば『ルカぺリア』もあったなぁ…。
映画館にもなかなか足を運べてない&最近一番近くのTSUTA屋さんが潰れたもんでレンタルもままならない状態ではあるんだけど、少しでも多くの新作映画に触れていきたいなと思います!
ただ今はねー白黒映画を観るのがほんと面白くて、たくさん観たいと思っているんだよね。時間が全然足りない…
あ、なんか30~50年代の「これは絶対観ておけ!」っておすすめなやつありましたら、是非教えてください!(最近やっと、フリッツ・ラング観はじめた初心者です。)
ちょっとしたお知らせ
最近、知り合いの紹介で「映画board」という映画サイトに記事を書くお仕事をちょこっとやらせていただいてます。
まだまだ駆け出し(?)なんで、ぺーぺーなんですけど、せっかくのご縁なので頑張れるだけ頑張ってみたいなと思ってます。
ご興味ありましたらちょろっと覗いてもらえたら嬉しいです!
https://eiga-board.com/posts/author/763
(↑がわたしのページで、ここからわたしの書いた記事が読めます)
PV低すぎるとサクッと首切られるっぽいので、そのうち居なくなるかもしれませんけど…
まぁ、やれるだけやってみます。
というお知らせでしたっ!
今年もあと半年、どんな映画に出会えるかな~
ではでは!