いやはや皆さん、年末いかがお過ごしですか。というわけで、弱小ブロガーのわたくしめも、一端の映画ブロガーっぽく例によって例のごとく、年間ベストの発表なんかしちゃいましょうかしらねー。
これまでの年間ベストはこちら。
今年の新作映画は215本(うち40本はGEO先行……)。映画館にはあまり行けなかったので、来年は状況が好転してもっと足を運べるといいなぁ。
- 【選定基準】
- 2021年に日本で一般公開(ビデオスルー・動画配信含む)された映画を対象としています。
- 邦画洋画アニメ実写ジャンル等は不問です。
- ブログ記事における★評価は絶対評価、ランキングは相対評価です。★3の映画が★4の映画より上にランクしていることもあります。要はわたしの★なんて気にしてくれるなよ、ってことです。
(今年観た主な映画!上半期の結構忘れてるな……)
というわけで、なんの参考にもならない我がベスト、早速どうぞ!
- 10位 なんだかんだこういう映画が好き
- 9位 このヒーローたちにMCUバージンを捧げました
- 8位 肝はラストシークエンスにあり
- 7位 そいつらみたいにならないで
- 6位 こんな実家は嫌だ!
- 5位 このコンビ監督の映画が大好き!
- 4位 消え行くもの、残されたもの
- 3位 爆笑と号泣
- 2位 今観るべき社会派史実系ドラマ
- 1位 これぞ正しきゾンビコメディ!
- ベスト10に入りきらなかったお気に入り10作
- ベスト30に入れたい好きな映画10作
- 旧作ベストテン
- 日本未公開映画ベストテン
10位 なんだかんだこういう映画が好き
タイムリーパー 未来の記憶
少し未来の出来事を予知できる能力を持つ男がある犯罪に手を貸すが、その時自分が死ぬ光景を見てしまう。しかし実際に死んだのは出会ったばかりの女だった。未来は絶対のはずなのになぜ……?やがて男は自分に課された使命を知る。
気軽に見られる低予算なタイムループもの。ぶっちゃけ時間移動に関してはかなり強引なんだけれど、でもこれ系の醍醐味である伏線回収もしっかりあって、普通に面白い。この「普通に」ってめちゃくちゃ大事なんです。
これはね、多分というか絶対、年間ベストに入るような映画ではないんですよ笑。ただね、これ観たあと、あ、わたしが求めてる映画ってこういうのなんだなって思ったの。
わたしは基本的に家族が寝静まってからだいたい深夜に映画を観てるんですけど、この映画も夜中に一人でぼんやり観てて、そのシチュエーションがものすごくしっくりくる映画だった。めちゃくちゃお金がかかってるわけでもないし、スターが出てるわけでもない、志しの高いメッセージがあるわけでもない。でも見終わったあと「面白かったな、また明日も頑張ろう」って思えるような、そういうの。
多分深夜に地上波でかかってたら、すごくいい感じの映画だと思う。え、めちゃくちゃ褒めてますよ?
9位 このヒーローたちにMCUバージンを捧げました
エターナルズ
おいおいお前、さっき言ってたことと真逆の映画来たぞ!(爆笑)
いや、最初は全く入れるつもりなかったんだけど、日に日に「入れておかないといけないかも……」みたいに思えてきて。ていうかね、わたしMCUってほとんど観たことなくて(スパイディとガーディアンズオブギャラクシーだけ)、映画館で観たのはこれ初めてだったんです。でも初MCUがこれでよかったのかも。ほんと、すごく素敵な映画だった。
面白かったのは当然なんだけど、とにかくね、キャラクターたちがみんな大好きだったのよね。今後もスーパーヒーロー映画観続けるかはわかんないけど、エターナルズの面々は追いかけて行きたいなと思ったよ。ギルガメッシュ……!!
8位 肝はラストシークエンスにあり
ザ・スイッチ
上半期で上位だった映画がランクイン。
ラストシーンは主人公が劇中好きな映画として挙げていた『ピッチパーフェクト2』と同じなんです、ってずっと言ってるんだけど、賛同者が一人もいない……。
わたしの感想はこちら
7位 そいつらみたいにならないで
君は永遠にそいつらより若い
いやぁ、ほんといい映画だったなぁ……。
わたしの感想はこちら。
6位 こんな実家は嫌だ!
ダーク・アンド・ウィケッド
父が危篤となり久しぶりに実家に帰ってきた姉弟が直面する恐怖。彼らに忍び寄る、邪悪なもの正体は……
これはまじで怖かった。今年のナンバー1ホラー。この年末コロナ後初めて超久しぶりに実家に帰る予定なんだけど、すげぇ不安になった……。
確かにこの映画は超自然的なホラーではあるんだけど、根底にあるのは普遍的な家族の話なんだよね。田舎から都会に出て、そこに自分の生活を持ってる人はまじでぶっ刺さる映画だと思います。
わたしの父はコロナの直前に大きな手術をしたんだけど(おかげさまで今は元気になりました)、その時に、家を出て離れて暮らしてるってことにすごい罪悪感を感じたのよね。それを思い出してさ、ほんと、きっつい映画だったわぁ……
わたしの感想はこちら
ホラー好きも震え上がる!絶望の家族ホラー『ダーク・アンド・ウィケッド』見どころ&解説 | 映画board
5位 このコンビ監督の映画が大好き!
大好きなコンビ監督、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッドのゆるっとSF映画。改めてこの監督の映画が好きだと思ったし、これからもずっと二人で映画つくって欲しいなと思った。
来年のサンダンスでは最新作が上映されるみたいだから超楽しみ!しかも『アルカディア』と同じく監督二人が主演するっぽい。激アツ……!
Our new one Something in the Dirt will premiere at @sundancefest, and it's dedicated to going out and making movies with your friends. pic.twitter.com/6KltdJcxfY
— Aaron Moorhead (@AaronMoorhead) 2021年12月9日
来年も頑張って生きなきゃ。
4位 消え行くもの、残されたもの
レリック 遺物
3世代女性による認知症×家ホラー。
これも『ダーク・アンド・ウィケッド』と同じ、こんな実家は嫌だ枠の映画なんだけど、アグレッシブ怪異描写のあとに来る、穏やかなラストシーンで号泣しちゃった。
女にとって「家」とは何か、みたいな話でもあって、普段主婦やってるわたしにとってすごくぐっとくる映画だった。
監督は日系オーストラリア人のナタリー・エリカ・ジェームズ。オージーホラー、なんか性に合うんだよな。
3位 爆笑と号泣
偶然と想像
濱口竜介監督の3話からなる会話劇オムニバス。多分ベストに挙げる人も多いと思うんだけど、ここまで上位になるとは自分でも意外でした。
『ドライブ・マイ・カー』
よりわたしは断然こっちでしたね。ほんと良かった。特に第3話が好き。
2位 今観るべき社会派史実系ドラマ
アイダよ、何処へ?
観終わった後すぐ、これは今年のベストだなって思ったの。結構気合い入れてブログも書いたし、ほんと素晴らしい映画だった。
誇張でもなんでもなしに、今観るべき映画だと思いますよ。
わたしの感想はこちら
1位 これぞ正しきゾンビコメディ!
ゾンビボーダーランド めざせ!アンデッドのいない国境地帯へ
GEO先行レンタルランキングで1位にしたこちらがまさかのベスト1!!!
というかね、ゾンビボーダーランドと『アイダよ、何処へ』は親戚みたいな関係にある作品なので、ベストに入れるならセットで上位にしないと、と思ってたんですよね。ていうかねー、実はちょっと冗談で「今年はバルカン映画が2トップかも~」とか言ってたんだけど、まじで来てしまいました(爆笑)。
こちらに関しては、先日の「GEO先行レンタル」のエントリで詳しく書きましたのでどうぞ。
ここからはお気に入りの映画をゆるっと発表していくよ~
ベスト10に入りきらなかったお気に入り10作
ほんとうのピノッキオ
#ほんとうのピノッキオ
— ナオミント (@minmin70) 2021年10月28日
誰もが知るピノキオの物語を誰も知らない世界観で描くダークファンタジー🐌
不可解さと汚さと気味悪さがもたらす美しさ。映画に浸るとはまさにこのこと!細かいところまで行き届いた美意識が快感で全シーン絵ハガキにして持ち歩きたいくらい素晴らし過ぎた
大好き☺️@FansVoiceJP pic.twitter.com/d8IH9VQMrI
世界観もお話もほんと大好きだった~。推しはマグロです。
トロールハンターズ ライズ・オブ・タイタンズ
『トロールハンターズ:ライズオブタイタンズ』
— ナオミント (@minmin70) 2021年7月27日
邪悪な魔術師が集結し巨神を甦らせ地球滅亡を図る。魔法使い、宇宙人、トロールたちは力を合わせ強大な敵に立ち向かう⚔️
シリーズ集大成にふさわしい大団円!巨大ロボとモンスターの戦い、魔法合戦などアクションも大迫力
鬼泣いた🥺トビー&アー大好き🥺 pic.twitter.com/Lks64TiToc
デルトロ製作のアニメ「トロールハンターズ」の最終章。映画一本で終わるのがもったいなかったよー!ほんとは複数話のエピソードで完結して欲しかった……。でも、ずっと見続けてきてほんと良かったなって思える一作でした。大好きなアニメシリーズ。
Swallow/スワロウ
『スワロウ』
— ナオミント (@minmin70) 2021年6月3日
どうせまた、わがままだの自分勝手だのと言うのだろう。自己責任だの被害者面だの自業自得だのだのだのだの
一つ言っておくが、あんたらに一体何がわかる?
飲み込んだのは欲望じゃない。吐き出して吐き捨てて、全部水に流したのだ。たった一つ、きらめくものだけを残して
その名は、尊厳 pic.twitter.com/o2MqnwtMYy
いや、10位以内に全然入る。女性の自己決定権に言及するエンドロールがほんと素晴らしいと思ったね。今年のベストエンドロール大賞。
プラットフォーム
『プラットフォーム』
— ナオミント (@minmin70) 2021年6月29日
飽食と格差、欲望と欺瞞、悪意と信念。その台(プラットフォーム)に最後に残されるものは?「明らかだ」
ジャンル映画的なエンタメの手法で描かれててはいるが、内容は極めて政治的。二度ほど泣きました🥺醜悪さと高潔さを内包した稀有な一作
わたしの「伝言」は届いていますか? pic.twitter.com/kidVEbufIg
いや、10位以内に全然入る。めちゃくちゃ面白かった。政治と選挙権についての映画だとわたしは解釈したよ。
ジャスティス・リーグ ザック・スナイダー・カット
『ジャスティスリーグ:スナイダーカット』
— ナオミント (@minmin70) 2021年5月29日
ヒーローを失い驚異が迫る中、罪悪感にかられたバットマンは仲間たちを集めるべく奔走する。それぞれの戦う理由を胸に、強敵に挑むヒーローたち。やがて不死鳥のごとく、あの男が蘇る!
アクションも映像もすごいが何より父と子の物語としてアツい🥺面白い! pic.twitter.com/3absCw3OAm
まさかわたしみたいな最弱がスーパーヒーロー映画を2本もベストに挙げるとは……畏れ多い。いやー、ほんとめちゃくちゃ面白かったよな。240分もあって、途中で止めながら観ようと思ったのに結局ぶっ続けで観ちゃった。
『アーミー・オブ・ザ・デッド』もそうだったけどさ、どうしても父親ザックゥのバックグラウンドが見え隠れしてしまって、ホロホロきちゃったよね、やっぱり……。これからも良い映画、作ってください……(嗚咽)。
DCだと、『ザ・スーサイド・スクワッド』も大好きだったよ!
『ザ・スーサイドスクワッド極悪党、集結』
— ナオミント (@minmin70) 2021年8月21日
寄せ集め凶悪犯集団が軍事国家と巨大ヒトデに挑む!
OPから酷ぇや😂指令本部の人たちもなかなかのクズ&おバカだし、全体的にふざけた悪趣味全開!でもクライマックスはちょっと感動しちゃう🥺
音楽も良いしハーレイクインちゃんも最高にかわいい!楽しい🤗 pic.twitter.com/C7D34Mgp0W
キャンディマン
『キャンディマン』
— ナオミント (@minmin70) 2021年10月15日
5回呼んだら奴が……来る!
1作目の「都市伝説」の枠組みを生かした続編的な立ち位置のブラックホラー🐝鏡を使った恐怖演出やカメラの引きや音を用いた殺害シーンなども巧みでスタイリッシュ。お話もオリジナルより入ってきたな🤔人種差別の歴史を紐解くエンドロールの影絵は必見! pic.twitter.com/FEiWRRSYtb
都市伝説のジェントリフィケーション!って感じの恐怖演出がめちゃくちゃ良かったし、ヒーローオリジンと言いたくなる部分もあって、かなり成功したリブートだったんじゃないかな。スタイリッシュなブラックホラー。
フィアー・ストリート 3部作
『フィアーストリート1994』#Netflix
— ナオミント (@minmin70) 2021年7月7日
スクリームフォロワーなティーン向けスラッシャー🔪今風の視点を入れることで懐古趣味に陥らない仕上がりに。ただ殺戮が行われるだけでなく後発作品の後付け設定みたいな謎が事前に提示され、よりジュブナイルホラーみが強まる
殺人鬼大集合が楽しい☺️次作も期待! pic.twitter.com/qsevGRHnbH
『フィアーストリート1978』
— ナオミント (@minmin70) 2021年7月12日
突如起きたサマーキャンプの惨劇。魔女の呪いは本物なのか?
舞台は80年代スラッシャーブーム直前へ。お約束通りにフラグが立つが、謎めく展開は来週へ持ち越し。次回はフォークホラー?🤔
セイディーシンクちゃんの登場で一気にストレンジャーシングスみが増したpart2✌️ pic.twitter.com/EqaXbqthSn
『フィアーストリート1666』
— ナオミント (@minmin70) 2021年7月20日
魔女の呪いの秘密を知った姉弟は、町を牛耳る闇の存在に行き着く👿
しっかりとまとまった完結編!過去パートが不気味な雰囲気👍欲を言えば殺人鬼バトルロワイヤルがもっと観たかった~🔪🔨想定外のことはほぼ起こらないけど手堅いジュブナイルホラーだったと思う。楽しい😋 pic.twitter.com/W27zRQBFw2
Netflixオリジナル。往年のスラッシャーホラーや、それらをパロッたスクリームなどの90年代ホラー、そこにフォークホラーと現代的な視点を加えてまぜまぜした、出来の良いティーンホラー。ストレンジャーシングスが好きな人は是非観て欲しいね!
……てか自分で書いといてなんだけど、「後発作品の後付け設定みたいな謎」って何よ(爆笑)。
砕け散るところを見せてあげる
『砕け散るところを見せてあげる』
— ナオミント (@minmin70) 2021年2月12日
キラキラの青春が遠くに押しやった暗闇には、そこから抜け出せない少年少女の屍が横たわる
彼らを救い出すことができるのは本当はまわりの大人なんだけど、時に狭いコミュニティではそれさえもままならなかったりする
若者たちの強さと真っ直ぐさに、グッと来る🥺 pic.twitter.com/4tMNZ0Gmng
いやーほんと良かった。賛否両論らしいけど、わたしは圧倒的賛です。
フィールズ・グッド・マン
#フィールズ・グッド・マン
— ナオミント (@minmin70) 2021年3月5日
作者の知らぬ間にネットミーム化→ヘイトシンボルとなってしまったカエルのキャラクター「ペペ」を巡るドキュメンタリー
掲示板からSNSへと至るここ10年のネット動向と憎悪の軌跡を追いながら、自身の創作物を取り戻そうとする作者の苦闘を描く
すごく面白い!@cinema_cafe pic.twitter.com/FSc8i1gTI8
ドキュメンタリーとしては唯一のランクイン。今年は他に『SNS少女たちの10日間』『リル・バック ストリートから世界へ』『ブックセラーズ』などを観ました。来年はもうちょっとドキュメンタリーも観たいなぁ……(ただ近くの映画館ではほとんどやってないのよ)。
サンドラの小さな家
#サンドラの小さな家
— ナオミント (@minmin70) 2021年3月8日
夫のDVから逃れた女性。たくさんの人に支えられながら、娘と暮らすための家を建てる!
辛い時に助けて欲しいと言える人に。頼られた時快く引き受けることができる人に。そうなりたいと強く思った
何度も声をあげて泣いてしまった🥺
助け合うことの希望を感じる一作🏠@FansVoiceJP pic.twitter.com/UBt2kZXmyf
助けてと言える人に、そして手を差しのべられる人になりたいと強く思った。めっちゃ泣いた。公助が破綻していることがまずそもそもの問題なんだけれど(ていうか日本だともっと悲惨な状況になると思う)、それでも誰かを助けたいって気持ちは大事だよね。
主演のクレア・ダンさんもすごく良かった……。
以下は好きだった映画を軽~く発表~
大事なのは順位じゃない!全部好きな映画なんだ!
ベスト30に入れたい好きな映画10作
アワーフレンド
#アワーフレンド
— ナオミント (@minmin70) 2021年8月30日
死を前にして知る友情の有り難み。家族のような、でも家族とも違う確かな繋がり。つらい時にそばにいてくれる人、そばにいたいと思える人
この映画を観て最初に思い浮かべる人が、多分本当の友だちだと思う
温かな涙が止まらない、心休まる穏やかな実話。そう、実話だ。@FansVoiceJP pic.twitter.com/6Km9yea9r6
めっちゃ泣いた。
サイコゴアマン
めっちゃ笑った。
アンコントロール
『アンコントロール』
— ナオミント (@minmin70) 2021年4月22日
巡回中の警官二人が移民地区で人種問題に端を発する暴動に巻き込まれる、アクション多めでエンタメ性の高いデンマーク版「レ・ミゼラブル」
不安と恐怖は憎悪と怒りに変わり、暴力が暴力を呼ぶ。どこでボタンをかけ違えたのか?緊迫感と焦燥感が持続する、警官映画の新たな傑作! pic.twitter.com/DrazcRLPWI
『アンコントロール』
— ナオミント (@minmin70) 2021年4月22日
不信と不正義、憎悪の正当化としての暴力。我々は永遠にそれを自制することはできないのだろうか……
保身、無関心、猜疑心。様々な立場の人々が分散的に描かれ、それぞれの苦悩に思いを馳せる
勝手な想像だが、これは「ギルティ」と同じ世界線の話なのだろうと思った pic.twitter.com/cbyz8GFXpV
考えさせられる映画(こなみ!)。
事件物件 呪縛の連鎖
『事件物件 呪縛の連鎖』
— ナオミント (@minmin70) 2021年2月28日
別居中の父親が田舎に家を購入しちょっと問題児な息子と修繕する。互いの距離が近づく中、老女の霊を見て…
ジャケがふざけてるけど良作!
世界は危険に満ちていく。でも子を守りたい親の愛は不変。パパさんにおすすめな泣けるホラー🥺
マジックアイを使った恐怖演出が新鮮👀 pic.twitter.com/ER4GL9VEea
マジックアイのホラー演出が斬新。
ダニエル
2世俳優なめんじゃねぇぞ(別に誰もなめてない)
樹海村
東映特撮なめんじゃねぇぞ(だから誰もなめてないって)
死霊館 悪魔のせいなら無罪
てぇてぇ。
グレーテル&ヘンゼル
『グレーテル&ヘンゼル』
— ナオミント (@minmin70) 2021年4月2日
「It」のビバリー役ソフィアリリス主演、有名グリム童話を大人向けなフォークホラーにアレンジ🧙♀️グレーテルを姉、ヘンゼルを小さな弟に変更することで、年頃の女の子が辿る過酷な運命が見えてくる。ダークな美術、森のロケーションもとても良い
力強いラストも好き🤗良作◎ pic.twitter.com/zQ6QdWjzTk
世界観まじ最高。
便座・オブ・ザ・デッド
『便座オブザデッド(Stalled)』
— ナオミント (@minmin70) 2021年11月12日
トイレの個室に入っていたら突如ゾンビパンデミック発生🧟狭いトイレがゾンビだらけに!あの手この手で個室からの脱出を図るが…
アイデア一発でもちゃんと面白いダメ男の成長籠城ゾンビ。ラストも清々しいしオチもいい。出し惜しみしないゴアも好感度大🤗ブレイン~🧠 pic.twitter.com/32OUsUOsrv
ふざけたタイトルだけどめっちゃ好き。
聖なる犯罪者
『聖なる犯罪者』
— ナオミント (@minmin70) 2021年6月29日
法律を破らなければ罪人ではないのか?本当に自分は清廉潔白だと胸を張れるのか?なぜ自分だけは「安全圏にいる」と信じられるのか?
閉鎖的な田舎町を舞台に、人の心根にある「罪」に分け入っていく語り口が辛辣で痺れる。ラストシークエンスが破壊力抜群
今後も期待したい監督です pic.twitter.com/BkVdicsPLI
ラストシークエンスがセンスの塊。
旧作ベストテン
旧作は多分106本くらいかな?今年はウォッチパーティーなるものに参加させていただき、充実の映画ライフでした。感謝!
1位 G.O.R.A
パロディとカオスのトルコのSF映画の金字塔!(多分)
今年のわたしの映画生活を振り返るとトルコメ(トルコのコメディ映画)とハリシャム映画の印象しかないんだけど(まじか)、ほんとにねー、トルコ映画はいいぞ!内容?そんなものはないよう。
わたしとトルコ映画の関係(?)についてはこちらの記事でどうぞ。
http://www.トルコ映画にハマっている。.com/https://t-gakuseikisha.themedia.jp/posts/15119736
2位 王国(あるいはその家について)
こちらのサイトで2/1まで無料配信中。
衝撃の傑作です。濱口竜介監督の映画が好きな人は観といて損はないと思います。
『王国(あるいはその家について)』
— ナオミント (@minmin70) 2021年12月8日
ある夫婦とその娘を殺した幼なじみの女。彼らに何があったのか?
脚本から会話へ。台詞から言葉へ。本読みとリハーサルの積み重ねと反復を経て観客の想像力で完成する実験的作品。なんかすごいものを観た
わたしは合言葉を忘れてしまったので、もう王国には帰れない pic.twitter.com/DIkzRXpKuu
3位 White Frog
ハリシャムさんに沼ってなかったら多分観ることはなかった。めちゃくちゃ良い映画。
アスペルガーの少年が、急逝した唯一の理解者だった兄(ハリシャムさん)の抱えていた秘密を知り、自分と他者、その違いについて思いを巡らせていく感動作。
アジア系のスタッフ、キャストによる2012年の作品。ほんと観てよかった……ハリシャムさんに感謝……(泣)。
4位 ソウルキッチン
今年は相互フォローさせていただいてる方とのウォッチパーティーがほんと楽しかったんですが、これもそのウォチパで観た作品。ずっと観たいな~と思っていた映画だったんだけど、みんなで観れたこともあって最高の映画体験でした。もう大好き。
ソッコーでDVD買っちゃった。骨折りケマル!(ง ˙⍢˙)
5位 ピッチ・パーフェクト2
『ピッチ・パーフェクト』もウォチパで観た映画で、めちゃくちゃハマって3まで一気観した。3作全部好きだったけどわたしは2が一番好きだったのね。特にラストで号泣。
『ザ・スイッチ』で泣いた人にはわかってもらえると思うんだけど……賛同者が一人もいない……。
6位 スリー・モンキーズ
アート系トルコ映画と言えばこの人、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン。『雪の轍』はイマイチだったんだけど、これはまじの傑作で、すげぇってなった。未見の人は、観てください。
7位 モータル
ムジョルニァァァァ!ユグドラシルゥゥゥゥ!!
大好き。
8位 Starfish
こちら来年の未体験ゾーンで公開されるそうです。一応「旧作」扱いなのでこちらにランクイン。来年のベストにも入れちゃうかも。
9位 ガールコップス
ツイッタで信頼を寄せているアカウントさんが絶賛していて気になって観てみたら、とても面白かった。女性を食い物にする悪い奴らに凸凹コンビが挑む刑事もの。
性犯罪を扱ったいわゆる韓国フェミニズムの文脈にある作品なんだけど、こういうのを痛快に描くのって相当作り手も肝が据わってないと無理だよね。やっぱ韓国エンタメは面白いなぁ。
映画で登場した性犯罪サイトは過去に実在していたものらしくてそれも衝撃だったんだけど、そのサイト「ソラネット」を閉鎖に追い込んだ女性たちを描いたノンフィクション小説があったから読んでみたのね。
なかなかひどい性暴力の描写があるので最初はきつかったけど、最後には拳を振り上げたくなる勇気をもらえて、これも映画化して欲しいなぁと思った。是非『ガールコップス』とセットでどうぞ。
10位 ループ 時に囚われた男
新作10位にした『タイムリーパー 未来の記憶』と多分同じ枠の映画。何の気なしに観てみたらめちゃくちゃ面白くて、掘り出し物感!
ハンガリー映画ってのもポイント高い。
日本未公開映画ベストテン
来年公開予定の作品も含めると未公開映画は36本鑑賞しました。来年は50本くらい観られるといいなぁ。その前にもう少し英語の聞き取り能力を上げたい……(切実)。
1位 Violation
新作・旧作全てあわせての実質ベスト1はこれです。観たのは3月だったのだけれど、最後まで揺るがなかったですね。
いわゆる「レイプリベンジもの」なんですが、今年は特に、ひどい目にあう女性を描いた映画がほんと多くて、『プロミシング・ヤングウーマン』『最後の決闘裁判』『ラストナイト・イン・ソーホー』しかり、『スワロウ』や『17歳の瞳に映る世界』とかも大枠だとそんな感じかな。映画そのものだけでなく、その後の評論や感想合戦でも、うちひしがれてばかりでした……まじでしんどかったなー。
そんな中でこの『Violation』は、わたしの心の拠り所になってくれた作品でした。早く日本でも観られるといいなぁ。特に『プロミシング・ヤングウーマン』を褒めてる人、あるいはダメだった人にも観て欲しい。正解はこっちですよ。
タイトルはレイプの歪曲的表現で、意味は「暴行」。その意味をよくよく噛み締めたくなる一作。ガワはアート系ぽいですが、ホラー専門の「Shudder」で配信されてる作品なので、推して知るべし……。
珍しくフィルマークスとやらに感想書いちゃった。
2位 Broadcast Signal Intrusion
ハリシャムさいこー!沼入りさせてくれたこの映画には感謝しかない。
わたしの感想はこちら。
3位 V/H/S/94
人気オムニバスホラーの最新作。すげぇ面白かった。もしかしたらシリーズで一番好きかもってくらい良かった。
4位 Sound of Violence
これは相互フォローさせていただいている方からおすすめしていただいて観たんだけど、性癖ドンピシャ!ってくらい超好きな映画だった。
人体への暴力に恍惚の音を見出だしちゃったサウンドクリエイターが、究極の音楽のために欲望のまま突き進む。
この潔さと、破滅的なのに美しいビジュアル。意味わかんないけど、とにかくすごかった。
多分そのうち日本に来るんじゃないかな。期待。
5位 John and the Hole
裕福な家庭の少年が突如見せた闇。無邪気ないたずらか、悪意ある犯罪か……
家族に睡眠薬を飲ませて森のバンカーに閉じ込めちゃう男の子の話。気に入らない人間を穴に住むモンスターに食べさせる『Pit』って映画があるんだけど、それを真面目に作ったらこんな感じかなぁと思った。
ちょっとハネケみもある、不穏で不安な「恐るべき子ども」系スリラー。
6位 Come True
ずっと気になってたやつで、今月に入って軽い気持ちで観たら超タイプのやつだった!
悪夢を見る不眠症のティーンが睡眠実験に参加。しかし悪夢の正体が実体を持ちはじめ……。
SFホラー(?)な雰囲気もあり、レトロなガジェットもいいし、おどろおどろしい悪夢のシーンも好きだった。そしてヒロインがど好み。
監督はわたしが地味に好きな『災厄の家』のアンソニー・スコット・バーンズ。もしかしたらちょっと『Starfish』に近いものがあるかも(ネタバレ?)。考察好きに是非おすすめしたい一作。
7位 Skull: the mask
ほんとバカみたいで超笑った!面白すぎた!大好き!骸骨仮面が血祭りを繰り広げるよ~最高だよ~
8位 The Boy Behind the Door
いわゆる監禁ホラーの若い女性が少年になったバージョン。子どもが被害者になるだけで、こんなにもハラハラ度がアップするのか!っていうね。かなり粗いところもあるんだけど、そんなのも気にならないくらい、少年2人をずっと応援しちゃう。犯人の意外性もあって、手堅い佳作でしたよ。
おばちゃん泣かせのキッズスリラー。
9位 Boiling Point
繁忙時のレストランをワンカット長回しでとらえたヒューマンスリラー。開店前に保健所の検査が入り、勝手な従業員、ワガママな客、ウザい共同出資者にオーナーシェフのイライラも爆発寸前!そしてまさかの「沸点」が訪れて……
終始「もう無理……」みたいな顔してるスティーブン・グレアム見てるだけで、どんどん胃が痛くなってくる(泣)。
カメラは寄りが多くて(狭い厨房で撮影してるので致し方なし)、ちょっと余裕のなさも感じるんだけど、舞台裏を見るとかなり大変そうよ!
Behind the scenes: Boiling Point | Industry Trends | IBC
心意気を買いたい意欲作。
10位 Sam&Mattie Make a Zombie Movie
ダウン症の親友同士サムとマティーの夢はゾンビ映画を撮ること。二人はクラファンで資金集めをはじめる。やがて彼らの夢にはたくさんの協力者が現れ、夢を実現する映画作りがはじまった!
これはほんと素敵なドキュメンタリーだったわぁ。「映画作り映画」の良さが詰まってるし、「映画が夢を叶える」ことについての映画でもあったと思う。
サムとマティーの2人も超いいやつで、本編のゾンビ映画もかなり尖ってて面白い。他の作品も視てみたいなぁと思った。
来年公開が決定しているマッツ主演の『Riders of Justice』は日本版も観たいと思ってるので、来年のベストに入れますね。めちゃくちゃ面白かったよ。
というわけで、以上ですっ!
今年は前述した「女性がひどい目に合う映画」絡みで「映画好き」のくくりに自分も入れられるのがほんと嫌になるくらいしんどいものをたくさん見聞きしました。
映画は確かに「映画」だけど、それって現実とすっぱり切り離せるものではないと思うんですよね。それを無視して「映画」だけで語るなんてわたしには無理だし、それって現実に対しても無責任だし、人に対しても冷酷だなって感じるんですよね。「映画」だけを好きでいなきゃいけないなら、わたしはもう「映画好き」は名乗りたくない。
これからは「趣味が映画鑑賞の人」(仮称)で行こうかなと思っています(長いわ)。
人がいて、現実があって、映画がある。わたしは映画が好きである前に、大切なものを見失わない人間でありたいなと思いました。
来年も大切に思える映画に出会えますように。
ではではよいお年を~!( ´・ω・)シ