去年ドはまりしたドラマシリーズ、「ハートストッパー」のシーズン2が先月からNetflixで配信開始されました!!(パチパチパチドンドンドンパフパフ~)
何度も何度も繰り返し見て、ほんとうに大切な作品になったシリーズで、新シーズンもとっても楽しみにしていました。アリス・オズマンさん(本シリーズで脚本も担当)による原作のコミックや作品世界を共有するYA小説(「ソリティア」「ディス・ウィンター」)も読んで、準備万端でのぞみましたが、、、そんな高みに高まった期待をはるかに越える素晴らしい出来ばえでした……。
- さらに深まる&広がる物語とキャラクターたち
- エピソード1 カミングアウト チャーリーの成長に涙
- エピソード2 家族 ネリーが今回もかわいいです!
- エピソード3 約束 「カミングアウトは義務じゃない」
- エピソード4 挑発 温かな3人のハグ
- エピソード5 熱 友情も「熱」かった回!
さらに深まる&広がる物語とキャラクターたち
原作の良さを損なわずに組み立てたストーリー構成の巧さはもちろんのこと、そこにキャラクターそれぞれの内面がさらに深掘りされ加わってて、なんかもう、みんなのことがますます好きになったよね。(涙目)
さらに深まったニックとチャーリーの関係はもちろん、仲間たちとの友情もほんとあつくて、おばちゃんは毎話ぼろ泣きでしたわ。誰かのために変わろうとしたり、大切な人のためにできることをしようとする若者たちに、なんだかわたしまで背中を押してもらえたような気がします。
家族との話がたくさん描かれてたのも良かったですね。連載中のコミックでは、実はチャーリーの母親の葛藤が少し描かれてたりするんですよが……。シーズン3の制作がすでに決定しているので、今後さらに家族との関係についても語られると思います。サラ(ニックの母:オリビア・コールマン)の菩薩感がますます高まると予想。(涙目)
エピソード1のタイトルにもあるように、今シーズンは全体を通して特に、ニックの「カミングアウト」に焦点が当たっています。とはいえそれ事態が目的ではない、という着地になるのがこの作品らしいなと思いましたね。
「カミングアウト(=come out of the closet)」とはなんなのか、なぜするのか。それによって何がもたらされるのか。その必要性を感じることなく生きている人たちにも、改めて考えて欲しいなと思いました。
少なくとも、企業が宣伝に用いたり性的マイノリティではない個人が揶揄や冗談を目的として使うような言葉ではないということは、理解して欲しいです。
また、「カミングアウトは義務ではない」「言いたくないなら言わなくていい」ということが繰り返し語られていたのも象徴的です。これはコミックでもそのように描かれてはいたのですが、昨年、ニック役のキット・コナーさんが有害なファンや作品のアンチから執拗なコメントにさらされた出来事とも無縁ではないと感じました(詳細はここでは省きます)。
改めて視聴者に「カミングアウトは義務ではない」ことを伝えるという意図もあったのかもしれません。
世界中から注目を集める本シリーズですが、海外では特にこういった有害なファンダムの問題が指摘されていて(人気作はたいていそうだけどハトスパの加熱ぶりはちょっと常軌を逸していた)、チャーリー役のジョー・ロックさんはじめ、本作でスターとなったキャストがネットストーキング的に交遊関係を詮索されたり、根も葉もないゴシップが飛び交ったり、心無い言葉を投げつけられるなどしてSNSのアカウントを閉鎖する事態になったりと、あまりに過酷な状況が続いたりもしました。
人気俳優とはいえ、まだ10代20代の若者なわけで……。「有名税」なんて言葉があったりもするけど、そんなのバカげてるし、本作を観た人ならば、どうかこのドラマが描いたメッセージを真摯に受け取って、良識ある行動を取ってもらいたいものです。まぁ、それはどの作品/俳優に対しても言えることなのですけどね。
とはいえ本シリーズがもたらした功績も大きく、特に若い世代に向けたLGBTQレプリゼンテーションの面で高く評価され、第一回チルドレン&ファミリー・エミー賞初め数々の賞を受賞しました。キャストたちがプライドパレードに参加するなど積極的にメッセージを発したり、作品の外でもLGBTQコミュニティのために精力的に活動していることも大きな支持を集めています。
今シーズンではチャーリーの親友の一人、アイザックが「アセクシュアル/アロマンティック」としてのアイデンティティを確立していく過程が丁寧に描かれています。また、ベンというキャラクターを通して、同意を得ない性的な接触や不均衡な関係性をしっかりと否定しつつ、クローゼットのクィアの若者が抱える複雑な心情にも寄り添う姿勢を見せました。
そして、ニックがさらされるバイセクシュアルへの誤解(コミュニティ内外に関わらず「本当はへテロ/ゲイなのでは」という"疑い"を向けられるというのはよくあること)とその葛藤も描写され、前シーズンよりもさらに踏み込んでそのアイデンティティにフォーカスしています。彼が「バイ」として自信を持っていく様子が細かい描写で積み重ねられていて、おそらくこれまであまりなかったバイセクシュアルのキャラクターの描かれ方をしているのではと思いました。
今回も若い人たちが勇気づけられたり、自分を考えるきっかけになったり、世界が広がる作品になっているのではないでしょうか(ただ、先の物語へ向けてS1よりトーンが重たくなっているのは事実です)。
今後無事、何事もなくシーズン3が完成し、できればシーズン4が更新され「ニックとチャーリー」の物語が美しいかたちで完結されることを願っています。(そしてあわよくばほかのアリスさん作品の映像化も……!「ソリティア」の映画化を……!)
というわけで、さっそく、以下より各話感想(ネタバレ全開)を書いていくよ!今回もサントラが超よかったので、お気に入り楽曲もピックアップしちゃうぜ!
毎度のことながら自己満エントリーだから別に誰も読まなくていいぜ!!!
エピソード1 カミングアウト チャーリーの成長に涙
互いの思いを確かめ合い、晴れて恋人同士となったニックとチャーリー。母親にチャーリーとの関係と自身がバイセクシュアルであることを打ち明け、さらに友人たちにも"カミングアウト"を試みる。だが思いようにいかない……。
チャーリーはそんなニックを支えようと、彼を守ると誓う。
きゃーーーーー!!!もう最初から楽しいね!とにかくもうラブラブ全開のチャーリーとニックがかわいくてかわいくて。微笑み合う2人を見てるだけでもう胸がいっぱい!
2ヶ月記念とかどんだけかわいいのよほんと。ニックが好きなキャドバリーのチョコレート、同じやつ探したけど本体より送料の方が高くて(空輸)諦めたわ!がはは!!
お泊まり会シーンも最高だった。タラ&ダーシーが当たり前のようにチャーリーたちと一緒にいるのもなんだか嬉しい。これまでアイザックとほぼ接点ないはずなのに仲良しになってるし(オフショ見てると中の人も仲良しなので違和感ないけど、劇中では数回も会ってないんだよな)、S1のep1でタオが「三人じゃトリオだ」なんて言ってたけど、もう立派な「ファミリー」になってるじゃないの!(嬉し泣)
そんな仲間にイモジンが加わり、さらににぎやかになるかと思いきや、まさかの告白(笑)。ニックの感動的なカミングアウトの後の「ベンだよ」に、思わず涙も引っ込んで変な笑いが出ちゃったよ。「いやなんでだよ!」ってみんな思ったと思います。わたしもです。いやなんでベンなんだよっ!!ニックさんの「ぅへ?」みたいな顔もウケます。
(でもその後、チャーリーにイモジンの相手がベンだと言わないニックさん……。イモジンを立てたってのもあるだろうけど、それよりもチャーリーにベンの話をしたくなかったんだろうなー)
さて、一話で一番好きな曲は、ラストにかかるウルフ・アリスの「The Beach」。姉のトリからニックとの関係を公表することに不安はないのかと問われ「彼を守れる」とチャーリーが独白するシーンで流れます。
Let me off, let me in
Let others battle
We don’t need to battle and we both shall win
「私たちが争う必要はない」という歌詞は、へテロセクシュアルとそれ以外のセクシュアリティが対立しているように見えるこの社会に、そうではないよと呼びかけているようにも聞こえます。
どこか物悲しいメロディーもあって、チャーリーの「Everything gonna be perfect.」というセリフが胸に迫ります。もうさ、このシーンは見ててトリ姉さんとおんなじ顔になっちゃうよね。
それはチャーリーが強くなっていることに感動しているのもあるんだけど、彼が「完璧」と言えば言うほど、実はそうではないこともわかっているからで……。(涙目)
ちなみにウルフアリスさんはS1のep1でもラストの曲(「Don't Delete the Kisses」)でしたね。
あと、ほんとどうでもいいですが、お泊まり会の別れ際、毛布纏ってるチャーリーさんがほんともうあざとい!かわいい!!加点5あげちゃう!!(なんの?)
エピソード2 家族 ネリーが今回もかわいいです!
先生との面談で成績の落ち込みを指摘されたチャーリーは母親から外出禁止を言い渡され、ニックはGCSE(試験)のプレッシャーと帰省してきた兄の小言にうんざり。
2人はささやかなひとときを過ごすものの、ニックが兄から差別的な言葉を投げつけられたことで、2人は"カミングアウト"の難しさを改めて思い知る。
一方、エルはアートスクールへの転校を考え新しい一歩を踏み出す。そんなエルを見て、タオは彼女への気持ちが友情ではないことを自覚する。
タオーーーー!!ってラストでぜんぶ持っていかれたエピソードだよね(笑)。
家族ってタイトルにあるように、ニックとチャーリー、それぞれの家族との軋轢が描かれます。
まぁ、チャーママが言いたいことはわかる。でもさ、やっぱりちょっと厳しいのよねぇ……。チャーパパはママに頭が上がらない感じなのかな。
そしてデヴィッドはくそ。でも、うちの兄もあんな感じだったわ!くそ!!
2話で好きなのは、やっぱり2人が公園で過ごすシーン。あそこはS1のep6でニックが人目を気にしてキス出来なかった場所なんだよねー……。そんなニックさんが、あんな、あんなねぇ……!!感慨深ぇや。(涙目)
ちなみにこの公園のシーンがジョー・ロックさんとキット・コナーさん2人が揃ったS2の最初の撮影シーンだったそうですよ。久しぶりでも息ぴったりだったのね。
そんなシーンで流れるのはCarmodyの「Paradis」。
公園、そこはニックとチャーリー、そしてネリーのパラダイス!!(そんなテンションの曲ではない)
エピソード3 約束 「カミングアウトは義務じゃない」
長かったニックの試験が終わり、チャーリーも課題を無事終わらせ、今学期が終了。森の中で試験終了の野外パーティーが行われる。ニックはそこでラグビー部の仲間にチャーリーとのことを話そうとするが……。
アイザックは図書委員の活動でジェームスと仲良くなって、なんだかいい雰囲気。だけど……?
ついにエルをデートに誘ったタオ。でも慣れないシチュエーションで空回り。2人はギクシャクしてしまう。
ふふふふ……なタオエル回。最初から面白すぎる。「(500)日のサマーみたいにIKEAデートは?」じゃないんだよ(笑)。
だからね、映画デートで持論を展開したら嫌がられるに決まってるでしょ!!これだからオタクってほんと……!(そういうことではない)
あと、カミングアウトがうまくいかなかったニックに、チャーリーが言う「ストレートじゃないとわかったら、カミングアウトしなきゃって義務みたいに思う空気があるけど、それは違う」というセリフはコミックでアレッドがチャーリーに語るセリフなんだよね(チャーリーはその言葉に感銘を受ける)。チャーリーの中にアレッドもいるのかなぁ、なんて思って個人的にちょっと感激しちゃったシーンでもありました。
ハリーに「あっち行け!(Piss off.)」言うチャーリーもほんと良かったな……。S1では影に隠れるようにしていたチャーリーがこんなに大きくなって(涙目)。チャーリーの成長と言えば「i'm sorry」→「i'm so ANGRY」もグッときた。そう、怒っていいんだよ。
お気に入りシーン&楽曲は、ニックチャーが勉強する横で、タオがパソコンで「親友をデートに誘う」調べものを、アイザックがジェームスとプライド本のコーナー作りしてる、図書館のシーン。
勉強やだやだするニックさんもかわいいし、チャーリーさんの史上最強にかわいい「Ionic compounds(イオン化合物)」には加点10あげちゃう!!(だからなんのだよ)
曲はVistasの「Retrospect」。ダンサブルでノリノリなナンバー。これから夏休みだー!って浮かれる学生たちの高揚感と重なります。
あと、部室でニックチャーがキスする一連のシーンもかわいいし(「Best bro.」っておどけるチャーリーさんほんと好き)、そこをシン先生にがっつり見つかっちゃった時の2人の顔も良すぎましたな……加点20!!
エピソード4 挑発 温かな3人のハグ
楽しみにしていたパリへの修学旅行がはじまった!
なるべく目立たないように過ごそうと決めたニックとチャーリー。タラダーシーは「愛してる」の一件以来どこか気まずい。タオエルはアップルジュースと美術館巡りで本来の仲を取り戻す。
イモジンはベンの身勝手さに嫌気がさし、別れを告げる。そんなイモジンにチャーリーとニックは寄り添う。
ついにinパリ編~!
はしゃいでるみんな(ファルーク先生もだよ!)がまじかわいいし、いつになくワクワクしてるアイザックもかわいい。
ダーシーかわいいシーンもたくさんあって、「なんで魚が見えないの?」「いつから?」もそうだし、コミックでも大好きだった「お楽しみ中ね。よきよき続けて」が見られたのも嬉しい。ダーシーほんと好きーー!!
あと、イモジン&ニック&チャーのハグにはぐっと来たよね……。S2ではチャーリーとイモジンが仲良くなってくれたらいいなー、とは思ってたけど、まさか同じ野郎(ベンだよ)から傷つけられた者同士の絆が二人を繋ぐとは思わなんだ!(てかトリ姉さんとイモジンも何気に仲良くなれそう)
てかね、イモジンが洗面所に行ったあとニックがチャーリーに目配せして促すのと、「ハグしてくれる?」ってイモジンが言ったあとにチャーリーがニックに目配せするの良き。ベンに話しかけられたチャーリーを見て、席を立ちかけるニックさんも良き(原作者さんいわく、あそこでイモジンが何も言わなかったらチャーリーと席を代わっていただろう、とのことです。その行動、あまりにニック過ぎる!)。
ちなみに4話のお気に入り楽曲は、ラストでかかるMiya FoIickの「Freak Out」。
ニック&チャーリーのアツアツぶりが加速する終盤(えーと、low keyとは?)、そして朝、鏡の前でチャーリーさんの「oh f...(uck)」からの鮮やかな切れ味!タイトルの意味はびっくりするとかパニックになるとかなんだろうけど、まんまじゃねぇか!(爆笑)
初見時、思わず「ここで終わるんかーい!(笑)」って声出ちゃった。
あといつも思うけど、ニックさんて褒めの語彙力高すぎない?「おれには理解できないインディーズ映画もたくさん知ってるし」ってところで、わたしまでなんかいい気分になっちゃったわよ(なるな)。あのシーン、褒められるのに慣れてないタオタオも、黙って聞いてるアイザックもかわいかったな。
エピソード5 熱 友情も「熱」かった回!
パリ旅行はチャーリーのキスマークの話題で朝から持ちきり。予期せぬ注目を浴びて萎縮してしまったチャーリーは、体調を崩して倒れてしまう。ニックはチャーリーから食事にまつわる困難について聞き、彼を理解しようとする。
タオとエルは初めてのキスで距離が縮まる。
ついに、ニックがチャーリーに感じていた違和感の正体が明らかに。
わたしも原作を読む前にS1を見て、やたら「お腹すいてない」「あとで食べる」を繰り返すチャーリーさんにすごく不安感があったのよね……。
いわゆる「摂食障害」って、ある種の依存症とかと同じで本人も隠す傾向があって、そもそも本人がそれを特に問題としていない場合もあるから発覚が遅れる可能性が極めて高い。若い人が悩まされることもほんと多いので、特に親とか、周りの大人が気にかける必要があるんだよね(表に出ているのもの以外に、別のメンタルの問題が隠されていることが多いので)。
なのでチャーリーにニックがいてくれてほんとうに良かったなと思った。
それはニックも同じで、チャーリーに父親に対する失望を打ち明けて、2人は「何かあったらお互いに話そう」と約束する。こうやって少しずつでもちゃんと言葉にして、「関係を諦めない」ところがこの2人の良いところだよな。
またエッフェル塔では、意外な2人の組み合わせが見られました。キスマークの件でチャーリーとジェームズをいじり続けるハリーに対し、アイザックが「もっと人の気持ちを考えなよ」と正面からの一言。
その後、塔の上でハリーがニックとチャーリーをかばうような発言をするのだけれど、原作だと急すぎて唐突感が否めなかったんですが、そこの部分を補完するようなシーンにもなっていましたね。てかアイザックに言われて反省したんだとしたら、ハリーめちゃくちゃ単純なやつだな!?(笑)
とはいえ個人的に好きな展開:通称「実は友だちが自分の知らないところで動いてくれてた」(長い)になってるのもいいよね。これまで引っ込み思案に見えていたアイザックだけど、友だちのためにしっかり思いを言葉にできる子だとわかる良いシーンでした。
チャーリーとタオの友情にもぐっと来たね。レディヘの話で友だちになるリトルタオチャーほんとまじキュートすぎる。チャーリーが言う「失敗しても君は愛されるに値するいいやつだ」というセリフは、3話で「誰からも好かれない人間なんだ」と悲観するようなタオにとって、いちばん欲しかった言葉だったんだろうなと思う。ほんといい友だちだね。
ep5のお気に入り楽曲は、ニックチャーがニックの父親に会うためパリの街を駆け抜けていくシーンで流れる、Gabrielle Aplinの「Never be the same」。
個人的にはS1のep4の雨のシーンで流れるShuraの「What's It Gonna Be」に匹敵するくらい大好きな曲です。
I'll never be the same
Don't recognise myself, my face, my name no more
「もう隠れてはいられない」「気がつくまでは、変わるまでは、ただ楽しかった」「自分の何もかもが 全然同じじゃない」「あなたがいないと自分がわからない」という歌詞も、"カミングアウト"をテーマとする今シーズンと重なるようだと思いました。
実はこの曲はパンデミック下に作られた曲で、本来の自分を再発見することについて語っている歌なのだそうです。Gabrielle Aplin's 'Never Be The Same' Is About Rediscovery | News | Clash Magazine Music News, Reviews & Interviews
今シーズンで描かれる、大切な誰かのために変わろうとしたり、自分を奮い立たせる若者たちに、ピッタリの楽曲だと思います。疾走感のある曲調も相まって、前向きになれるような曲ですね。最近のわたしの元気出すぞソングです。
それからもう一つ好きなのは、タオエルの初キスのシーン!なんかもう、初々しいすぎて、もう!!(悶絶)
蝶々柄のタオのシャツと花柄のエルのワンピースの組み合わせもセンスよすぎる(蝶はトランスジェンダーのシンボル的なモチーフでもあり、度々イラストの蝶がエルの周りを飛んでいたりしています)。中の人が二人ともモデル並みにスタイルが良いので、並んでるだけで絵になるんよ……(ため息)。
ここで流れるCavetownとbeabadoobeeのコラボ曲「Fall In Love With A Girl」も最高にロマンチック。歌詞の内容から、女の子が女の子に恋をすることについての歌のようでもありますね。AVYSS magazine » Cavetownがbeabadoobeeとのコラボ曲「Fall In Love With A Girl」をリリース
世間が求める「当たり前」ではなく、自分の心に従って、というような曲なのかな。
(beabadoobeeはS1ep2の雪の日のシーン(きゃ!)で流れる「Dance With Me」、S2でもep5のラストで「Lovesong」という曲が使われていて、もはやハトスパファミリーなミュージシャンですね)
あとこれは余談ですが、S1のep5のゲームセンターのシーンでマチルダ・マンの「Paper Mache World」という曲が流れるのですが、そのサビ前の「they said to just sit still Apparently, I'm just a girl」って歌詞の"just a girl"ってところでエルが映るシーンがあるんです。
S2のこのタオエルの初キスのシーンでも"if you fall in love with the girl"って歌詞のところで、タオエルが3回目のキスをしています。タオは女の子のエルに恋をしてる。ただそれだけなんだよね。
そして多分、それだけでいいんです。
長くなってしまったので、【後編】へ続く!