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ダスティンと名言で読み解く『ストレンジャー・シングス』

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先月シーズン3が配信開始となったNetflixオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス』。

大人気ドラマなのでわたくしごときがやいのやいの言うのもあれなんですが、

いやほんと、ちょう面白いよね!!

 

ただ最初はね、そもそもわたしはあんまり海外ドラマってそんなに観てなくて、そこまでハマることもないから、「人気言ってもな~」って結構冷めた目で皆さんの熱狂ぶりを見てたんですよ。でも、シーズン2が配信された頃に、「そんなに言うならちょっと観てやるか」(謎の上から目線)みたいな軽い気持ちで見始めたら…どハマりました。

いやーごめんごめん、みんなが面白いっていう作品はやっぱり面白いんだね!!

てかねー、驚くのは、日本の連ドラでさえまともに見ていない我が家の夫氏までもが「シーズン3は7月配信らしいよ!」と嬉しそうに報告してくるくらいにハマってたこと(笑)。いろいろ調べてわたしより製作秘話に詳しくなってたりしてるしね…そんな夫氏の好きなキャラはジョナサンで、シーズン3ep1鑑賞直後の感想は「ジョナサンが写真続けててほんとよかった」でした。

 

シーズン3が配信されて1ヶ月近くたちましたし、落ち着いた頃合いですのでね、わたしも見所というかダスティンというか、ちょっと個人的に好きなセリフや名シーンやダスティンをあげて深掘りしていこうと思いました。

まぁわたしは80年代カルチャーとかには全くうといので、そっち方面の解説は詳しい方にお任せいたします…。

 

もうすでにこれ系のブログさんは溢れてると思うんで手垢まみれ感ありありでしょうが、よろしければしばしお付き合いいただけると嬉しいです!

 

 

シーズン1

Stranger Things, Vol. 1 (a Netflix Original Series Soundtrack)

【あらすじ】

平和な町ホーキンス。

犯罪とは無縁に思えたこの町のある施設で、陰謀渦巻く危険な実験が行われていた。そしてある夜、実験は破滅的な結果を招き、犠牲者の悲鳴が響きわたった…

同じ頃、テーブルトークRPGに興じるマイクたちオタク4人組の一人、ウィル・バイヤーズが忽然と姿を消す。

大人たちが必死の捜索を続ける中、少年たちの前に、不思議な超能力を持った少女エルが現れる。子どもたちは、裏側の世界に囚われた友だちを救うため、力を合わせて未知の怪物と対峙することとなる

 

 

個人的名言シーン

「7だった。ダイスさ。僕はやられたよ」(ep1ウィル)

改めて今シーズン1を見返すと、ウィルのあまりのかわいさにのけぞります。

え、なんなん?天使?妖精?姫?そりゃデモゴルゴンもさらいたくなるわっていう。

 

このセリフは、「ダンジョン&ドラゴンズ」でファイアボールの攻撃を選択した際に落としたサイコロの目を、帰りがけ正直にマイクに伝えるシーン。

嘘ついて「13だった」と言っても問題ない(実際ダスティンもルーカスも、「マイクには黙っておけ」とか言ってるし)のに、ズルは絶対にしないウィルくんまじでいい子…って序盤からこの健気さにおばちゃんがファイアボールくらいましたね。ぐふぅ。降参。

 

 

「普通の趣味を押し付けてる。言いなりになるな。特に奴には」(ep2ジョナサン)

離婚したパパが会いに来れなくなった時、兄ジョナサンは音楽を聞きながら「あいつが、遊んでくれたことがあったか?」と弟ウィルに聞く。

「父親の不在がジョナサンを人間不信にしている」というマレーの指摘(シーズン2)があったけど、わたしは、彼は多分根っからのアナーキストなんだと思うのね。

そもそも母子家庭で、辺鄙な森の近くに住んでるバイヤーズ家は当時としてはなかなかパンクでアナーキーな家庭だったんじゃないかと思うんだよ。

そんな二人が聞いているのが、ザ・クラッシュの「Should I stay or should I go」。うふふぅ!こういう選曲が、このドラマはたまらんのだよなぁ。

 

あとこのシーンが個人的に好きな理由として、ジョナサン役のチャーリー・ ヒートンがわたしの兄に顔がちょっと似ててね(こんなイケメンではないよもちろん)、わたしも昔は兄と、このバイヤーズ兄弟のように「このバンドどう?」「この曲かっこよくない?」なんて言いながら部屋で音楽を聞いたりしてたの思い出しました。ミックステープならぬミックスMDを貸し借りしたりしてね。

背景を考えるととても切ないんだけど、すごく好きなシーンです。

 

 

「イカれてるかもね!気が触れてるかもね!でも、明かりは消さない!」(ep5ジョイス)

ウィルの死体(当局の偽装だったわけだけど)が発見されても、誰も信用してくれなくても、「ウィルは生きている」と信じ孤立無援の戦いを続けるジョイス。

そんな彼女に、これまで家族を顧みることなどなかった元夫は心ない言葉を投げつける。その様子に激昂したジョイスが母の信念を見せつける名シーンです。

ヘタしたら「気が触れた?」とも思われかねないんだけど、「ウィルは賢い子だから」「あの子は特別なの」と常に言っているジョイスは、息子の「力」を信じているんだよね。例えわたし一人でも、子の味方であろうとする母の強さ。ウィノナ・ライダーの鬼気迫る演技も相まって、ほんと好きなシーン。

 

 

「みんな反抗期が過ぎれば元体育会系の営業マンと結婚する。郊外で退屈な人生を送るんだ。シケてると思ってた親と同じ」(ep5ジョナサン)

またしてもジョナサンの名セリフ。

主人公マイクの姉で、学年のイケてるグループのリーダースティーブと付き合っているナンシーに対して、彼女の痛いところを(そして郊外女子の本質を)突いてくる名言。

ナンシーはこのやり取りの直前「母は父を愛してない。家柄で結婚しただけだ」と言ってるんですよね。彼女は暗に母のようにはなりたくないと思っている。

でも、そんな「普通」から逸脱することも怖れているんですよね。

 

実はシリーズを通して見ると、ナンシーと母ウィラー夫人の関係性って80年代アメリカの「女性の立ち位置」を示すすごく重要なテーマだと思うんだよね。

ナンシーの行動は「母のできなかったこと、したかったこと」そのままなんだよなぁ、きっと。そんな娘に感化されて、シーズンを追うごとに内面的にも外見的にも変化していく母。シーズン4ではウィラー夫人が政治家にでも立候補するんじゃないかなぁ、とか、勝手に予想している。

 

 

「ダンスパーティーに誘う相手は、好きな人じゃなきゃ」(ep8マイク)

このあとおばちゃんは即死しました。

くそかわいいかよ。

 

 

シーズン1の名ダスティン

シーズン1のダスティンは、以降のシーズンほど大活躍はしてなくて、まだコメディ担当って感じ。

でも、喧嘩したマイクとルーカスを取りなしたり、いじめられっ子にちょっかい出されて気まずい雰囲気になった場を和ませたり、「気を遣う」シーンが多かった印象。

特に好きだったのは、エルがいじめっ子を撃退させたあと「俺の友だちはすごいんだぞ!」とイキがるところと、その後、抱き合うマイクとエルに覆い被さるシーンね。くそかわいいかよ。

 

その他の名ダスティン

「鎖骨頭蓋異形成症なんだ」

「髪がない、ガンなの?」

「やきもちだよ。お前たち、親友だろ?」

 

 

シーズン2

Ost: Stranger Things 2 [12 inch Analog]

【あらすじ】

あの惨劇から1年。ホーキンスは平穏を取り戻したかのように見えた。

けれど無事帰還したはずのウィルに異変が起こり、ふたたび子どもたちは裏側の世界との対決を余儀なくされる。

 

 

個人的名言シーン

「友だちになるなら、ボウイ?ケニー・ロジャース?」(ep1ジョナサン)

ほんと、シーズン2にいたってもジョナサンは良いお兄ちゃん。

 

裏側の世界から生還できたウィル。でも周りから疎外感を感じて「自分は変人だ」と投げやりになる弟に、兄はこう言うのだ。「そんなに凡人になりたいか?」「凡人には偉業を成し遂げることはできない」と。

そして、「凡人」に戻れないのはジョナサンも、そしてジョイスも同じ。

そんな家族にとって唯一の拠り所がケニー・ロジャースが大好きなボブ。ジョイスはきっと、「凡人」だからこそ彼を選んだんだよね。

ボブは、バイヤーズ家を現実に繋ぎ止めておける航い綱だったのかもしれない…。

 

 

「気が変になる時は一緒だ」「うん、一緒に変になろう」(ep2マイク&ウィル)

消えてしまったエルを思い続けるマイクと、裏側の世界との繋がりに怯えるウィル。

何も言えないもどかしさと、誰にも理解してもらえない孤独。その思いを共有する二人の、友情と悲しみが伝わってくる名シーンだと思います。

セリフだけ聞くと、R指定ぽいけど。

 

 

「俺なら意地を張らずに同じベッドで寝るがな」(ep5マレー)

友人バーバラの死を公表し、研究所の悪事を世間にばらそうと暗躍するナンシーとジョナサンは、変わり者のジャーナリスト(探偵?)マレーのもとを訪れる。

その際、マレーにお互いの恋心を読まれて動揺する二人は…。

くそアオハルかよ。

 

 

「女で泣くには早すぎる」(ep6スティーブ)

デモドックの撒き餌(生肉)を放りながら、廃線で語り合うスティーブとダスティン。

マックスへの気持ちに悩むダスティンに、スティーブが「まさか、惚れてるのか?」ときて、この一言。スティーブはナンシーが自分に愛がないことを薄々感じているから、彼の苦しい胸のうちがわかるセリフですね。

多分彼ははじめて女の子を本気で好きになったんだろうね…でも、好きなだけじゃ、どうにもならないこともある。

二人とも相手を「特別」だと思ってるのがなんかかわいくて、「ハイハイ、それ恋だから~」ってね。

くそアオハルかよ!

この廃線の一連のシーンは、スティーブの髪型指南も含めてほんと好き。

 

 

「彼らがあなたを救えるの?」「いいえ」(ep7カリ&エル)

超能力を使い自分に姉貴分的な存在がいることを知ったエルは彼女に会いに行く。「008」の刺青を持つカリという名のその少女は、他人に幻覚を見せる能力を持ち、自分を酷い目に合わせた研究所の奴らを一人一人粛清していた。

「怒りを解き放つことこそが癒し」と考える彼女とエルは最終的には袂をわかつ。マイクやホッパーの危機を感じ取ったエルはホーキンスへ戻ることを決意する。その際の二人の会話。

 

エルはこの時「いいえ」としか言わないんだけど、このあとに続く言葉は「わたしが彼らを救うの」なわけよね。わたしはこのシーンでいつも泣いちゃう。根なし草だったエルが、やっと帰るべき場所を自分で選びとるんだもの。

一方のカリ。エルと別れたときに「わたし間違ってるの…?」とでも言いたげな表情で涙を流していたのが印象的でした。

シーズン4で再びその活躍が見られるのかしら?能力を失ったエルが彼女を頼る、という可能性があるんじゃないかと思ってる。

 

 

「試合なら僕らはベンチ組だ」

「俺たちはベンチでスタメンの活躍を待つんだ」「試合じゃない!」(ep9スティーブ&マイク)

このドラマの良さって、「ベンチ組」たちの物語ってところなんだよね。人生の万年ベンチウォーマーがヒーローになるわけで。

最終決戦、危険を省みずエルのために敵の巣に乗り込む子どもたち。そして今回も顔面血だらけのスティーブ(笑)。彼らの活躍が世界を救った。

 

 

シーズン2の名ダスティン

デモゴルゴンの幼体(?)=デモドックをそれとは知らずペットにしたり、スティーブの珍アドバイスを真に受けて恋に失敗したり、ドジっ子な一面が顕著に出てましたね。

偶然の産物とも言えるスティーブとのコンビはほんとに大好き。マイクたちとも違う、不思議な友情で結ばれてます。

 

その他の名ダスティン

「好奇心の船旅には櫂が必要だ」

「ライオンさ」

「デモゴルゴンとドッグ。複合語だ」

 

 

 

シーズン3

Stranger Things 3 (original Score From Netflix Series)

【あらすじ】

悪行が白日のもとにさらされ、研究所は封鎖される。

その翌年の夏、ホーキンスの町は新しくできたショッピングモールのお陰で様ががわりしていた。しかし住民たちは、その地下で新たなる陰謀が渦巻いているとはつゆ知らず。

年頃の恋愛を楽しむマイクとエルを快く思わないホッパー。一方のウィルは、年頃の友だちのように振るまえず、孤立感を募らせていく。

そんな彼らの裏で、力を増していく「マインド・フレイヤー」。またしても平和な町で失踪事件が相次ぎ、少年少女の戦いが始まる。

 

 

個人的名言シーン

「ホッパーでも、マイクでもなく、自分よ」(ep2マックス)

ep2がすごく好きなんですよね~。

ちょっと前まで「アタイのマイクに近づくんじゃないわよ!」くらいの勢いでマックスに接してたエルのデレッぷりがかわいいし、GAPで試着するシーンとかほんと好き。二人のショッピングだけで1話分でも全然良いよ。

これまでホッパーの趣味?のようなブラウン系のチェックシャツとかつなぎとかばかり着ていたエルが、はじめて「自分」で服を選び「自分」を表現する。それによって、「他の誰でもない自分」を知っていく。

そんなエルはマックスの部屋でイケメンのグラビアの載ったティーン向け雑誌と「ワンダーウーマン」のコミックを読む。

思春期と自立心の目覚め。

 

 

「高校卒業して大人になったなら、評判以外のことで人を見ろよ」(ep3ダスティン)

「負け犬のくせに」「ダサいから無理」とスクールカースト的な目線で人を見てしまうスティーブに、ダスティンが渇。「すぐそばに素敵な子がいるのに」と。

でもほんと、学生の頃にあれだけこだわってた「イケてる」「ダサい」って概念は大人になるとまったく意味をなさない。いつまでもそんなこと言ってると、運命の相手を取り逃がす。

ダスティン、良いこと言うなぁ。

 

 

「彼女も作らずに、一生地下でゲームするつもり?」「そうだ。僕はきっと、そう信じてた」(ep3マイク&ウィル)

シーズン3はウィルがずっとつらくて、どうか報われてほしいと思いながら見てた。この子はあの日から、裏側の世界にさらわれた日から時間が止まったままなんだよね。誰からも理解されない、重荷を抱えて。

あんなに大好きだったD&Dも、いつか手放さなきゃならないときが来る。変わらないと思っていた友情も子どもの頃と同じではいられない。

ついこの間まで「一緒に変になろう」とか言ってたのにね…切ない。

 

 

「私が話す男性は彼氏なのね!」(ep5ジョイス)

嫉妬しまくるホッパーに、イラつくジョイスの一言。多分ホッパーは、昔からジョイスが好きだったんだろうねぇ。

今となってはその痴話ゲンカさえも愛おしい…

 

 

「プランク定数は6.662607004よ」(ep8スージー) 

ダスティンの彼女、スージーもかわいかった。

ふたりが「ネバーエンディングストーリー」を歌うシーンでは年甲斐もなく泣いてしまいましたよ…。みんな「おいおい」って顔になってるんだけど、わたしとしては「これがストレンジャーシングス~」って感じですごく好きなシーンでしたね。

サビで拳を突き上げるスージーちゃんもかわいすぎた…

 

割りと今回、暗いエピソードが多かったけど、このスージーとダスティンの歌もそうだし、ep7の「ニュー・コーク」のやりとりとか、話の筋からは外れるけど本質を伝えるユーモアが前シーズンよりも冴えてたなと思います。

 

 

シーズン3の名ダスティン

今回のダスティンはマイクたち仲良し4人組とではなく、スティーブ(&ロビン)と共に行動を取ることが多かった。前述した「評判以外で人を見ろ」もそうだけど、時々どっちが年上?みたいな場面もあったりして。

また、ルーカスの妹エリカとの息のあった(?)連係プレーを見せてくれています。

まぁ、あとなんといってもep8のダスティボンだよね…次シーズンではスージーちゃんとのツーショットも見たいところです。

 

その他の名ダスティン

「死ぬときは一緒だ」

「世界は事実を隠せない」

 

 

「おれなら」の配信に参加させていただきます!

というわけで、わたくし、明日8/3の7時より開始の、敬愛する映画ブロガーさんたちによる動画配信「おれなら」に、ゲストとして参加させていただくことになりました!!

(すごく良い感じにご紹介してくださってて恐縮過ぎる…あと、実際はオファーっつうか「おばちゃん枠で良ければ」と手を挙げたわたしを皆さんが快く受け入れてくれたというハナシなのよ…ほんと、ありがとうございます!)

 

映画好きでTwitterをされていればご視聴になったことがある方もおられると思いますが、「おれなら」は映画ブロガーさん4人(モンキー的映画のススメのモンキーさん、Machinakaの日記のMachinakaさん、しーまんの映画から学ぶ人生のしーまんさん、物語る亀のカメさん)が、それぞれ趣味や好きなジャンルの違う各々の立場から新作映画を語る、独創的な配信となっております。毎回「そういう映画の見方があるのかぁ!」と新たな気付きを与えてくださるので本当に面白い配信なんですよね。

あとね、4方のお人柄も表れてるところとか、仲良しっぷりがね、見ててすごく楽しい(笑)。

もしまだご覧になったことがないという映画好きさんがいらっしゃいましたらね、是非是非この機会にご視聴いただければと思います!

 

今回は新作映画の他に、ストレンジャーシングスについてトークする予定でして、わたしもこのブログに書いたことや書けなかったあれこれについてお話させていただければ思っております。

えーといやほんとはね、みなさん憧れのブロガーさんたちなんで、「えっ!わたしなんかが大丈夫?」って内心かなり緊張してますけど(´・ω・`; )

でも、ドラマを知らない方にも楽しんでいただけるように、そして沼に引きずりこめるように(笑)、頑張りまーす!

 

視聴は物語るカメさんのTwitterアカウントから、とのことです。

3日、7時から!(もちろんリアルタイムでなくても視聴可能です)

 

どうぞよろしくお願いいたします!