夏向きじゃねーよっ!ていうのも中にはあるかもしれませんけど、よろしかったらご査収くださいませ。
- ムーンライズ・キングダム
- ジョーズ
- 青いパパイヤの香り
- 西瓜
- ファニーゲーム
- 野火
- 天国の口、終わりの楽園
- ソウル・サーファー
- 菊次郎の夏
- 冬冬の夏休み
- ラストサマー
- ザ・サンド
- バーバー吉野
- スイミング・プール
- ファインディング・ドリー
ムーンライズ・キングダム
【あらすじ】家族や周囲の環境になじめない12歳のサムとスージーは、ある夏の日、駆け落ちを企てる。そんな二人の逃避行に小さな島の大人たちは翻弄され…。
少年と少女のひと夏の反抗と冒険。ウェス・アンダーソン作品の中でも特に好きな映画です。最後はちょっとほろり。さえない中年おやじ役のブルース・ウィリスが新鮮。
ジョーズ
【あらすじ】 アメリカの海辺の田舎町で、鮫に襲われた女性の遺体が発見される。それを見た警察署長のブロディは海岸を遊泳禁止にするべきだと訴えるが聞き入れてもらえない。そんな中、新たな犠牲者が…。言わずと知れたサメ映画の金字塔。監督はスティーブン・スピルバーグ。
夏と言えば〜水着とサメ!!現在では、頭が3つとか竜巻とセットとか、何でもアリなサメ映画業界ですが、それもこれも、この映画があってこそ。でも意外とこのサメ、そんなに人食べてないんだよね。この映画のおかげで、ジョーズ=鮫のイメージが定着しちゃってますが、本来なら鮫はシャーク。ジョーズは「顎」って意味です。
青いパパイヤの香り
青いパパイヤの香り HDニューマスター版 [Blu-ray]
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【あらすじ】サイゴンのある裕福な家に奉公にやって来た10歳のムイ。しかしその家族はそれぞれ様々な問題を抱えていた。ムイは年配の女中から家事雑事を教わり、奉公人としても成長していくが…。
厳密に夏映画かと言われると違うかもしれないのですが、夏が近づくと観たくなります。で、だいたいどっかしらで眠くなる(笑)。でも好きな映画です。朝の料理シーンがいい!
西瓜
【あらすじ】深刻な水不足に陥っている台湾で、一組の男女が恋に落ちる。しかし男には女には知られたくないある秘密を抱えていて…。
主人公がAV男優ってことで、かなり際どい(というかある意味アウトな)シーンがあるのにちっともエロくないっていう妙な映画(一応R‐18指定)。冷房も入れずに窓を開け放った真夏の部屋で汗ばみ、スイカをシャリシャリしながら寝そべって倦怠期の恋人とぼんやり観るくらいがちょうどいい感じ(…ってかなりシチュエーション限定されてんな)。でもこの映画、その年の台湾興行成績で1位だっていうんだから、台湾人の文化レベルおそるべし…。
ファニーゲーム
【あらすじ】夏の休暇を過ごそうと湖畔の別荘にやって来たショーバー一家。そこへ「卵を分けて欲しい」と二人の若者が現れ…。
ハネケの名作。時間があれば、台詞、カメラアングル、犬の動きまで(!!)再現したハリウッドリメイク作「ファニーゲーム U.S.A. [DVD]」と続けて観ると気持ち悪さが倍増するのでおすすめ(?)。とりあえず、別荘で見知らぬ若者二人が「卵分けて」って来たら問答無用で追っ払った方がいいってことだね(…って別荘なんか持ってないけど)。夏に観れば、なんか変な汗かいて逆に涼しくなれると思う。
野火
【あらすじ 】結核を患い、部隊を追放された田村一等兵。空腹と病、そして死の恐怖に耐えながら、まるで地獄と化したレイテ島をさまよう彼が見たものは…。
日本で夏に観ておきたいのは、やはり戦争映画。これは近年の戦争ものの中でも強烈なインパクトがありました。ある程度大人になったら、子どもにも観て欲しいですね。大岡昇平の原作とあわせて是非。
天国の口、終わりの楽園
【あらすじ】高校を卒業したばかりのフリオとテノッチは、魅力的な人妻ルイサと出会う。二人は「天国の口」という美しいビーチがあると嘘をつき、彼女を旅に誘う。はじめは相手にしなかったルイサも、ある理由から若者二人のドライブに付き合うことにする。フリオとテノッチはその旅で、忘れられない体験をすることになる…。
観終わった後に、「もう、会うこともない」というコピーを思うと切なくなる。
若者役のガエル・ガルシア・ベルナルもいいですが、人妻役のマリベル・ベルドゥ(「パンズラビリンス」のメルセデス役の人)も何とも言えない色香があって魅力的。監督は「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン。
メキシコの強い日差しとそこに立ち現れる濃い影はそのまま青春の光と影を表しているよう。
輝く青春の苦い夏の思い出。その日々はもう決して取り戻すことはできない。
ソウル・サーファー
【あらすじ】 実在の女性サーファー、ベサニー・ハミルトンの実話を映画化。将来を期待されながら不運な事故に遭ってしまったベサニー。サーフィンを辞めようと思いながらも諦めきれない彼女は、不自由な体で猛特訓にはげみ、再びプロを目指して競技大会に挑む。
サーフムービーからはこちらをチョイス。鮫に腕をもがれた女性サーファーの実話系映画。諦めないベサニーの姿に胸を打たれる。同じく女の子サーファー映画としては「ブルークラッシュ [Blu-ray]」もおすすめ。海+女子+水着=キラキラ!!
菊次郎の夏
【あらすじ】 小学3年生の正男は、夏休みを利用して離れて暮らす母親に会いに行こうと計画。それを知った近所のおばさんは、自分の夫の菊次郎を正男の旅に同行させるが…。
北野作品はあまり観ていないのだけれど、これはとても好き。久石譲のテーマ曲もいい。
冬冬の夏休み
【あらすじ】母親が入院したため、夏休みの間祖父母宅に預けられることになったトントンと妹のティンティン。トントンは村の子どもたちと交流し、楽しい時間を過ごすが…。
夏休みと言えば、田舎のおばあちゃんち。 牧歌的な絵面に反して内容はなかなかに辛辣。楽しいのに悲しい、切ないのに可笑しい。こういう気持ちをノスタルジーっていうのだと思う。監督は台湾の名匠、ホウ・シャオシェン。
同じく台湾出身監督エドワード・ヤンの「ヤンヤン 夏の想い出 [DVD]」と比較して観ても面白い。こちらはどちらかと言うと都会的で洗練されている印象。
そしてどちらも男の子がかわいい。
ラストサマー
【あらすじ】高校生の四人組がある夜浜辺で遊んだ帰り道、車で人をはねてしまう。発覚を恐れた彼らは遺体を海に捨て、この夜のことはそれぞれの胸に秘めておこうと誓う。しかしそれから1年後、四人は過去を知ると言う人物からの脅迫めいたメッセージを受け取り…。
秋に新学期を迎える欧米の若者にとって、夏休みはまた特別な意味を持つのだろうなぁ。夏の夜の砂浜で処女(あるいは童貞)を失う冒頭で、どこの若者も考えることは同じだなと感慨深く思う。サスペンスとしては二流かもしれないけどね…。
ザ・サンド
【あらすじ】 ビーチでパーティーに興じる若者たち。しかし翌朝、浜辺で夜を明かしたはずの友人たちが姿を消していた…。もしや、砂の中に何かがいる!?
ビーチ枠としてこちらをチョイス。最近ケーブルテレビで観て、とても面白かった(interestingではなく、funnyの方です)ので!所々「ぐはは!」と笑ってしまった。何も考えずに観られる、B級クリーチャー映画でございます。若者+ビーチ+クリーチャー=ゲラゲラ!一応ポロリもあるよ(笑)。
バーバー吉野
【あらすじ】あるしきたりから少年たちは皆一様に同じ髪型をしているある田舎町。そこへ東京から茶髪の転校生がやって来て…。
田舎少年と都会少年の化学反応。「かもめ食堂」や「めがね」の荻上直子の長編監督デビュー作。 花火と少年たちの大人への不満爆発シーンが印象的。
スイミング・プール
【あらすじ】 推理作家のサラは最近スランプに陥っていた。担当編集者から南仏の別荘で過ごすよう勧められた彼女は、そこで蠱惑的な美少女ジュリーと出会う…。
ジャケ写がいかにも夏!といった感じなのでチョイス。映画自体はそれこそ水に浮かんでいるような、夢か現かまぼろしかわからなくなるような浮遊感のある内容。それにしても、シャーロット・ランプリングは年とってもきれいだよなー。
ファインディング・ドリー
絶賛公開中、今年一番の夏映画! 親子で観るのにはぴったりの一作です。カップルでも、もちろん一人で観ても楽しいと思いますよ。
そんなわけで以上、なかなかに偏ったわたしの「夏映画」15選でした〜。
「あれが入ってない!」とか、「なんでこれ?」という声が聞こえてきそうですけどね…。