ファンタスティック映画主婦

雑食つまみ食い系映画感想ブログ

映画主婦的2019年新作映画ベストテンとご挨拶

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さてはて、令和最初の年末でございます(とりあえず言っておく)。

大して映画を観ているわけでもない弱小ブロガーのわたくしめですが、他の映画ブロガーさんたちにならって一丁前に2019年のベスト映画なんてものを発表していこうかと思いますよ!!

 

これまでの年間ベストテンはこちら。

 

劇場鑑賞数は30本。ちびっ子がいるのでこんなもんが限界ざんす(´ε`;)あとはレンタル、動画配信やオンライン鑑賞で50~60本くらい。100本は観たいなぁと思ってたけど、なるべく今年は古い映画も観ようとしてたので、まぁこんなもんです、はい。

見逃している映画の方が断然多いわけなんですが、せっかくですのでね、わたし自身の2019年の総括という意味も込めまして、書かせていただきますよ!

よろしければお付き合いくださいませ〜 

 

  • 【選定基準】 
  • 2019年に日本で一般公開(ビデオスルー・動画配信含む)された映画を対象としています。
  • 邦画洋画アニメ実写ジャンル等は不問です。
  • ブログ記事における★評価は絶対評価、ランキングは相対評価です。★3の映画が★4の映画より上にランクしていることもあります。要はわたしの★なんて気にしてくれるなよ、ってことです。

 

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(今年観た主な映画たち。うまくコラージュできなかった…見にくくてすいません)

というわけで、早速10位からどうぞ~

 

 

10位 クレイジーな人のクレイジーな映画、ではない。

フリーソロ

命綱なしの断崖絶壁クライミング!

フリーソロクライマー、アレックス・オノルドのドキュメンタリー。この映画の面白いところは、被写体であるアレックスとそれを撮影するカメラマンたち双方の「ドキュメント」でもあるという点。彼らの関係性がすでに「ドラマ」なんですよね。

壮大な自然の風景も圧巻。映画館で観てよかったな~と思った一本。

 

フリーソロ [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • 発売日: 2020/01/08
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

9位 世界の涯てのスーパーマーケット

希望の灯り

旧東ドイツ郊外に佇む巨大スーパーを舞台に、市井の人々の悲喜こもごもを描いたヒューマンドラマ。

ほんとにねー、何が良いのか一言では言えない映画なんだけど、後半から終盤の畳みかけと、ラストシーンの余韻にぐっと来た。いろいろあって、つらくて悲しくても仕事は続く。そしてそこにほんの少しの希望と安らぎがあって…「働く」って、こういうことなんだよなぁ…

とにかく「いい映画だなぁー(T-T)」としみじみ思える一作でした。

 

希望の灯り [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: DVD
 

 

 

8位 観る映画音楽

たちあがる女

エコテロリストが養子を取ろうとするアイスランドの人情ドラマ。

環境問題やグローバリズム、世界規模の経済格差などいろんな社会問題を取り上げながら、最終的にヒューマニズムに寄った着地をする点がとてもいい。

何より、劇中に演奏者が入り込むという、音楽演出が素晴らしい!!演奏者のおじさんたちも愛らしくて、今年のベスト映画サントラです。

音楽映画好きの方は是非どうぞ。

 

たちあがる女 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: トランスフォーマー
  • 発売日: 2019/11/02
  • メディア: DVD
 

 

 

7位 全部のせナポリミュージカル

愛と銃弾

上半期のベストにも挙げましたが、やはりこちらも入れておきたい。

ラブとカオスのパラダイス。何にも考えずに楽しめる映画だと思いますね。全力で好き!!と叫びたい作品。

 

愛と銃弾 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: オンリー・ハーツ
  • 発売日: 2019/08/02
  • メディア: DVD
 

 

 

6位 もう、あの夏には戻れない

サマー・オブ・84

こういうダウナーな着地をする青春ホラー大好き。もうあれよ、中学の夏休み前の全校集会で全員鑑賞させるべきでは?(トラウマ待ったなし)

こちら真夏のくそ暑い日に観たんですが、「あの頃には戻れない」をヒシヒシと感じさせる抜群のオチに背筋が凍って、外に出たら全く暑さを感じませんでしたからね。冷房要らず!

あと、この映画の犯人は確かに理不尽極まりないんですけども、もしかしたら、これは無意識に普通の大人もやっていることと同義なのでは…?とまた別の意味でゾッとしました。

板についた80年代テイストも最高!

 

サマー・オブ・84 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

5位 だって映画が好きだから

ゴーストマスター

映画製作の現場が怨念によって地獄絵図と化すホラーコメディ。これはね、気持ちで言ったら実質1位ですよ。

映画に限らず、「好きを仕事にする」ってことは幸せなことでもある反面、苦しくて辛いこともたくさんある。でも、好きだから辞められない。好きだから諦めきれない…

そんな「好きなもの」への葛藤と愛憎を煮詰めて煮詰めてドロドロになったものをぶちまけている作品です。「映画が好き!」で終わってないところがほんと、素晴らしいと思う。

全体的に完璧な映画ではないかもしれないし、多分「ダメ」って人もいると思うんだけど、それでもわたしはすっごく大好きな映画です。

都内ではまだ公開中。映画館へ急げ~!

 

映画「ゴーストマスター」オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト:渡邊琢磨
  • 出版社/メーカー: ECTO Ltd.
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: CD
 

 

 

4位 世界はきっと、もっと良くなる

レゴムービー2

この歌頭にこびりつくーよーこの歌頭にこびりつくーよーこの歌頭にこびりつくーよーイエーーイ!!

傑作『レゴムービー』の続編。でも日を追うごとに、1より好きかもしれないなぁと思いはじめてます。

レゴムービーは公開されたらの当然のようにランクインしてるな。ほんと、出来がよすぎるんだよ。

 

レゴ® ムービー2  ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

3位 王の暴虐、神の沈黙

サバハ

韓国の宗教がらみオカルトスリラー。ほんと最高!

お話も雰囲気もテーマも構成も全部好きすぎる。正しいと思っていたことが逆転する感覚と、点と点が繋がっていく快感がもう素晴らしすぎます。

あと、画的に好きなシーンもたくさんあって、何回でも観れちゃう。

韓国映画は今年はあまり観れなかったんだけど、『神と共に』とか『コンジアム』とか楽しかったなぁ~。

 

ちなみにこれはサバ缶。ツマラン!!

 

 

2位 こんなSFが観たかった!!

PROSPECT プロスペクト

 

Prospect プロスペクト(字幕版)

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  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: Prime Video
 

 

すんごいお気に入り過ぎて、逆にうまく言葉にできず、ブログに書けなかった映画です…(結構あるよねそういうこと)

間を開けずに二回レンタルして、結局短期間に5回は観たからね(日本でセル用円盤はまだ発売されてないらしい…早よ出してケロ!)。とにかく、わたしの好みにどクリーンヒットでした。

 

とりあえずツイッタにのせた感想でもあげておきます。

 

別媒体で書いた「ベストを決める前に観て欲しい10作」でもトップのおすすめにさせていただいてます。

今年のベスト映画を決める前に!映画マニアにこそ観て欲しい2019年公開の映画10作+1

もしわたしのこのベストテンを見て「こいつとはシュミが合いそうだなー」という方は、是非是非観てみてください!

すっごく好き!!!

 

今年は大作でも『アド・アストラ』『ファースト・マン』『流転の地球』など宇宙系SF(スターウォーズも?笑)の良作が目白押しだったんだけど、中小規模も『ハイライフ』『AIライジング』『アニアーラ』と素晴らしい作品ばかりだった。いやーほんと、SF好きには良い一年でございました。

 

 

1位 リアリズムとファンタジーの見事な融合 

ボーダー 二つの世界

これは傑作ですよ!

「自分は普通と違う」と感じていた女性が、ある出会いによって「本当の自分」に生まれ変わる北欧産ダークファンタジー&ラブストーリー。

生々しくて心地よい森の描写と、ありがちなのに斬新な設定、とにかく世界観が大好き!

今年の映画を思い返した結果、1位はこれしかないなって感じでしたね。

 

小説も読みました。短編だから展開も早くて、割りといろいろあっさりとしてる印象。でも主人公ティーナの心情がよりわかって(映画は特殊メイクもあって表情が分かりにくい)、映画がますます好きになりましたね。

 

ボーダー 二つの世界 (ハヤカワ文庫NV)

ボーダー 二つの世界 (ハヤカワ文庫NV)

 

 

 

ベスト3は自分の性癖に刺さるというか、「あーそうか、わたしはこういう映画が好きなんだなぁ」と感じさせてくれた映画を選びました。

まぁとりあえず順位付けしたけど、全部好きな映画だし、実質10作同率1位でございます。

 

 

次点 エモエモの大団円

スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

不満もあるし、否定派の方々の意見もほんとよくわかるし、減点方式で行ったら間違いなくマイナスなんだけど…

カイロ・レンのニットにやられました。(半分嘘だけど半分ほんと 笑)アダムレンくそかわいいかよ。

ジェダイ大集合とかまさかのあの人やまさかのあのモフモフのご登場とかやられたらそれだけで「エモエモ~!!」って喜んじゃうんですよ。すいません、やっすい感受性とゆっるい涙腺の持ち主なんでね。

これ観てやっぱりスターウォーズが好きだったんだなぁって思ったし、なんだかんだ言って今回のこの「続三部作」もわたしはとても好きでしたよ。

とりあえずスピンオフとかもまだしばらくはいいかなー。もう少し、この余韻に浸っていたい。

 

 

特別枠(ある意味1位です的な)

チェルノブイリ

まごうことなき傑作です。ドラマなのでこのベストテンには入れられなかったけど、全人類に観て欲しい枠で言ったら1位ですね。

いやほんとみんな観るべきよ。

 

劇場版おっさんずラブ LOVEorDEAD

確かにほんとにどうかしてる映画だし、単体としたらマイナスなんだけれど…

好きなんだからしょうがないじゃないのよおぉぉぉ!!

「in the sky(新作ドラマの方)」の話は…ちょっとここではやめておくね(苦笑)。

 

ROMA ローマ

(こちらは去年の感想です)

映画館で観られてよかった。あと、この「ROMA」を皮切りに、続々とNetflix映画の劇場公開がされるようになりましたね。やっぱり需要あるもんね。

 

 

他には、青春ゾンビミュージカル『アナと世界の終わり』もサントラ聞き込むほど大好きだったし、『アメリカン・アニマルズ』の新感覚な実録映画演出には興奮した。『ハッピーデスデイ』もシリーズ通してかなり良くできた青春映画だと思いました。

 

話題作だと『ロケットマン』もほんと大好きでした。『ジョーカー』も面白かったけどね、ただ巧すぎて逆にずるいなって思っちゃった。

 

また例によって邦画はあんまり観れてないんだけど、いろいろと賛否両論だった『新聞記者』も個人的には終わり方がすごい好きだったし、カメ止めの上田慎一郎監督の新作『スペシャルアクターズ』もクライマックスはぐっと来たし、ゴリ監督の『洗骨』もまじで良かった。『愛がなんだ』は…正直微妙だった。『麻雀放浪記2020』はごめんなさいだけど、びっくりするくらいつまらなかった…(;´д`)

 

アニメだとツイッタで話題になってた『羅小黒戦記』は人気なのも納得の面白さでした。シャオヘイかわいかった!!あとNetflixの『クロース』『失なくした体』も好きだったな~。『天気の子』も新海監督作品の中では1番好きかもと思った。『すみっコぐらし』も良い思い出。

 

Netflixと言えば、アダム&スカ嬢の『マリッジ・ストーリー』も素晴らしかったし、ヴィンチェンゾ・ナタリの『イン・ザ・トール・グラス』は個人的にめっちゃ好き。

来年も『Giri/Haji』とか『呪怨』とか、気になるオリジナル作品がたくさんあるのでネトフリさんは今後もお世話になる予定ですm(_ _)m

 

 

新作じゃないけど今年観て刺さった映画ベスト3

 

3位 スイート・スイート・ビレッジ

イジー・メンツェルは『厳重に監視された列車』が大好きで他の作品も観たいと思ってて、それを夫に言ったら誕生日にBOXセットをプレゼントしてくれました!(というノロケ~!!)

特に「スイートスイートビレッジ」はまじでカウリスマキ好きにはもろ好みで、とぼけた味わいがいとおしい一作。本当に大切な映画になった。

ありがとう、夫!!

 

2位 マザーハウス 恐怖の使者

マザーハウス 恐怖の使者

マザーハウス 恐怖の使者

  • メディア: Prime Video
 

これもわたしの好みにドンピシャー!って感じで、続けて2回観たくらいハマった。

ちょっとホラーで謎解きっぽいところもあるし、ファンタジーともSFとも言える。最後は感動の涙のおまけつき。完璧だな。

観てない人にはネタバレ厳禁でオナシャス。

 

1位 十二人の怒れる男

十二人の怒れる男 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: Blu-ray
 

いやー、ほんとなんで観てなかったんだろうね。大傑作じゃん。とりあえずDVD買った。

「映画好き」のくせに観てなかったのかよ!?と突っ込まれそうなんだけど、本当に名作と呼ばれる作品てほとんど観てなくて、今年はなるべくそういう映画を観ようとしてました。

ツイッタのフォロイーさんで古い映画に詳しい方がいらして、たくさんおすすめいただいて助かってます!

あとは『お熱いのがお好き』『情婦』『失われた週末』なんかのビリー・ワイルダー作品や、アンジェイ・ワイダの抵抗三部作、フリッツ・ラングの『M』とか『ドクトル・マブセ』とかも傑作だなと思った。

今でも名作と呼ばれる映画ってのはやっぱりすげーのよな(こなみ)。

来年も古いモノクロ映画は積極的に観ていこうと思ってます。

 

 

今年のまとめ

と、映画に関してはこんな感じ。

ブログのことを言っておくと、今年からドメインを変更してみたり、デザインに手を加えてみたり、いろいろと試してみた一年でした。実はワードプレス移行とかも一時期本気で考えてたりもしたんですが、まぁ…まだ早いかなって。

来年もマイペースにぼちぼちとやっていけたらいいかな思います。

 

あと、今年の大きな変化は、映画の記事を書くお仕事をはじめたことですかねー。最初は本当に大丈夫かなぁ?て感じだったんですけど、ありがたいことにまだ続けさせていただいてます。

他の映画サイトでも書かせていただく機会があったりもして、いや、まだそんな全然ですけど、映画も好きだし書くことも好きだし、できれば長くやっていけたらいいなぁと思っています。

 

それから、今年一番の思い出?は、憧れの!「おれなら」さんたちの配信に参加させていただいたこと!!

いやー、本当に楽しかった。こんなスットコドッコイが出る幕ではなかったのですが、皆さん温かく迎えて下さり、楽しくお話することができました。本当に感謝です。

他にも今年は映画好きさんの集まるイベントやオフ会なるものに参加させていただいたり、映画ブロガーさんやTwitter内の映画好きの方と交流できる機会が多かったのもとても楽しかったです。

一人で映画観て「面白かったなー」で終わってももちろん楽しいんだけれど、誰かとその気持ちを共有できるのもこの上ない喜びです。

来年も、ネット社会が発展した今に生きているからこその恩恵を享受して、なるべくそういう機会に触れていきたいなと思っています。

 

毎回とりとめもない下らないことばっか書いてて進歩と成長とは全く無縁のこのブログ。

ワールドワイドウェブという大海原に、手紙の入った瓶を流すような気持ちで書いておりますゆえ、どなたかの手元に届いたあかつきには、全くもって判読不能な意味不明な文章となっているやもしれません。

それでも誰かの目に触れて、何かを感じていただけましたらこれほど嬉しいことはありません。

どうぞ今後ともご贔屓に。

 

というわけで、来年も素敵な映画に出会えますように!!

ではでは皆さまよいお年を~( ´∀`)/~~