今週のお題「わたしの本棚」
お題は「わたしの本棚」ですが…。
そんなお題にちなんで、わたしが魅力的だと思う、本棚が出てくる映画をパッと思いついた順に並べていきます。…まぁ要するに、こじつけです(笑)。
書斎などの私的なもの以外にも、図書館や書店など、本棚が出てくる映画って意外と多いんですよねー。なので全く把握しきれてないんですが。皆さんのおすすめ本棚映画があればぜひ教えてください!
インターステラー
最近観た魅力的な本棚映画と言ったらやはりこちら。
わたしの感想はこちら。
正確には本棚というよりは本棚裏映画かもしれない。
バクマン。
そしてかなり凝った本棚演出を魅せてくれたのはこちら。
わたしはジャンプ愛読者ではないのだけれど、エンディングのスタッフロールにはぐっときた。
この映画はとにかく小道具の凝りようがすごかったですね。漫画家役の一人一人の、本棚も含めた仕事部屋にも並々ならぬこだわりが感じられます。
『バクマン。』少年漫画家・サイコーとシュージンの仕事部屋 | CINEmadori シネマドリ | 映画と間取りの素敵なつながり
いろんな邦画の間取りやインテリアを紹介している「シネマドリ」というサイト。とても面白い。
となりのトトロ
特にわたしが好きな本棚、というか書斎が出てくるのがこちら。
草壁パパの仕事部屋。この雑然さが素敵。
子どもの頃はこんな人と結婚したいと思っていた…。
無造作に積んでるけど、恐らく本人は何がどこにあるのか大体把握していると思われる。このシーンには映ってないけど、考古学の研究者らしく纒向遺跡や箸墓古墳(卑弥呼の墓かも?と言われている)に関する本が置いてあります。
庭に面して日当たりの良さそうなこの部屋は、本にしてみればなかなか苛酷そうな環境ですが、風通しが良く子どもたちの様子が見られるという点で、パパ研究者には好都合な位置。
ゴーストバスターズ
映画の冒頭、図書館の書庫にオバケが現れます。オバケと本棚、ベストマッチ。
図書館に赴いたゴーストバスターズたちの前に姿を現わす、通称「ライブラリーゴースト」。読書を楽しむ淑女のように見えるが、その実体は...。
以前図書館で勤めている時に聞いた話ですが、実は冒頭のシーンは世界中の司書を震撼させたと言われています…。
えーっと、もちろん怖いのはオバケではなく、吹っ飛んでいったカード目録の方です。
バラバラになったこれをまた一から整理し直すの⁉︎と思うと、いろんな意味で怖くなったそうです(おばあちゃん図書館員の悲鳴も実はその意味だったのかも…?)。けどもう最近はパソコンで目録作っている図書館がほとんどだからね、オバケが来ても安心ですけど(?)。
ベルリン 天使の詩
図書館が舞台の映画と言えばこちら…って本棚関係なくなってきた(?)。
ヴィム・ヴェンダース映画の中で一番好きです。黒装束の天使が図書館内を歩き回ったり、吹き抜けに腰かけたり、読書中の人間に寄り添ったり…。 天使は自由でいいな。
場所はベルリン国立図書館。死ぬまでに一度は言ってみたい場所です。
ヒューゴの不思議な発明
最近(ってほどでもないけど)観て、ぐっときたファンタジー本棚は「ヒューゴの不思議な発明 」。
ドゥークー伯爵クリストファー・リーの古書店がよかった!
なんだこのごちゃごちゃ感は!最高だぞ!
謎を調べようと訪れる映画資料の図書館もいい雰囲気。
ハリーポッターやネバーエンディングストーリーなど、ファンタジーに「古書」は付きもの。重厚な装丁の洋古書はそれだけでもう魔法の力が宿っていそうな気がします。
バスチアン少年は古本屋で謎めいた本を見つける。その瞬間からもう冒険ははじまっている。
ラブストーリーの本棚
ファンタジーのみならず、ラブストーリーにも本が似合いますね。本棚の前で男女が運命の出会いを果たす…なんて現実には起こりえないけど、ロマンチックなシチュエーションですよね〜。
ロバート・デ・ニーロ&メリル・ストリープ主演のこちらは書店でぶつかった二人の本が入れ違うという少女漫画もびっくりな展開から恋が始まる。
「ノッティングヒルの恋人」では、さえない男(ヒュー・グラント)が営む書店にスタア(ジュリア・ロバーツ)がやってくるという展開。
旅行書専門の書店という設定。モデルとなった書店は今でも有名な観光名所の一つ。
書店と言えば、オードリー・ヘプバーンのミュージカル「パリの恋人」も外せない。オードリーが働く書店がとても素敵。移動式の梯子がまたいい!!
移動式梯子に乗ったまま悲鳴をあげる書店員オードリーがかわいい(笑)。
ウェス・アンダーソン監督作品の本棚
それから、主要登場人物がだいたい小説家とか脚本家だったりするウェス・アンダーソン作品も本棚映画として入れておきたい。映像の中にも本や本棚がしょっちゅう出てくるのです。
「ムーンライズ・キングダム」で窓辺に腰かけて主人公の女の子が本を読んでいる。左右と下の棚にはレコード…本棚じゃないね。
「ザ・ロイヤルテネンバウムス」の本棚は天才脚本家少女マーゴの部屋に。
「ライフ・アクアティク」は図書室がある船が舞台だし、「天才マックスの世界」では図書館の本に素敵なメモ書きを見つけたマックスがその主である教師に初めての恋心を抱くという展開。「ファンタスティックMr.FOX」では立派な書斎が登場。
お父さん狐の部屋は原作者のロアルド・ダールの書斎を忠実に再現したのだそう。
ここまでくると、監督自身もかなりの読書家なんだろうなぁと推察できますね。しかも相当マニアックな。
というわけで、ささっとまとめるつもりが随分長い文章になってしまった…。しかもかなり偏ってるな(笑)。
わたしはどちらかというと、新刊書店や図書館のように理路整然と並べられている本棚より、積んであったり、サイズバラバラにごちゃごちゃとしている古書店や書斎の方が好きなんだなーと思います。
我が家も実際そんな感じだしね…文庫はだいたい横置き、重みで仕切りがたわんでます(汗)。
きっちりと収まった壮観な本棚も憧れなのですがねー。なかなか現実はそうはいかない…。