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雑食つまみ食い系映画感想ブログ

旧ドラえもん勢母と新ドラえもん勢息子による、「新ドラえもん映画」ランキング

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3月1日にドラえもん映画の新作『月面探査記』が公開されました。

親子でドラえもん映画を観るようになって4年目。今年ももちろん、家族で観に行こうと思っていますよ!

とりあえず、ゲストキャラのうさみみくんが性癖レベルにどストライクでヤバい。f:id:minmin70:20190226160359j:image大ヒット上映中!『映画ドラえもん のび太の月面探査記』公式サイトより

 

ここ数年は子どもらと一緒にアニメ放送も毎週見ているので、もうどっぷり水田ドラに浸かっているんですけど、気持ち的には未だに大山ドラ勢です。(ちなみに最初に映画館で観た映画は『パラレル西遊記』で、今でもこのドラ映画が一番好き)

だからね、「大山ドラ以外は認めねぇ!」ていう旧ドラ過激派の人の気持ちもよくわかる。わたしもついこの間まで「テカりやがって!」なんて理不尽にもほどがある文句つけてたし(苦笑)。

でも子どもが2歳の時に恐竜にハマって、その流れでずっと避けてきた『のび太と恐竜2006』を観てみたら…

傑作…!!!( ; ゚Д゚)

ってなりまして。いやもう、ひどい偏見しててほんとすみません。ちゃんと「ドラえもん」してるじゃないか!!と感動して、そのままの勢いで(これまでの謝罪の意味も込めて)全作鑑賞したんですよね…結論から言うと、全部が面白いわけじゃなかったけど(まぁそれは旧ドラも一緒か)

 

それでつい先日、まもなく新作が公開されるということで、生まれも育ちも新ドラ勢の息子(6歳 どうでもいいけど4月から小学生です)と話をしていて、「ドラえもん映画はどれが一番面白いか?」って議論になったもんで、これを機に我が家における「新ドラ映画ランキング」を作っておこうと思った次第。

息子と意見を擦り合わせながら、はじめての(?)共同作業!笑笑 してみましたのでよろしかったらご覧あれ~

 

 

以下、短めに感想をのべていきますが、順位が低ければ低いほど酷評してます(苦笑)。あくまでも我が家のランキングですので、『のび太の恐竜』のドラえもんのように、あたたかい目で見守ってやってくださいまし!

 

 

 

 

 

最下位 のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー

 

はいダメ、全然ダメ。

ドラ映画の中でももちろんだけど、多分今まで観た映画の中でもワースト10に入るんじゃないかってくらい、わたしにはダメ映画だった。(好きな人いたらすみません)

まず、作者である藤子F不二雄氏へのリスペクトが全く感じられない。ドラえもんで大事なのは「SF(少しふしぎ)」マインドじゃないのか!

未来のどこそこになんかすごい力のある島があるらしいで~しかもなんかすごいカブトムシがいるらしいで~そんでなんかすごいことが起こるらしいで~

…この映画にSFはなく「NS(なんかすごい)」しかありません。そんなん、別にドラえもんに求めてねーんだよ!!(`Δ´)カエレ!

あと、無理やりパパとの絆的なことをやろうとしないで。あと、でかいカブトムシ出しとけば男児が喜ぶと思ってるんだろうけど、そういうあざとさがムカつくんだよ。子どもをナメるなよ。

あーすっきりす。

息子的には「別にそこまで嫌いじゃない」らしいんだけど、悪いけどおかあちゃん、この順位は絶対に譲れない。

 

 

ーーー絶対に越えられない壁ーーー

 

 

12位 のび太の人魚大海戦

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息子のワースト。つまらないらしい(苦笑)

わたしとしては、唐突に「あなたのことが大好きよ」的なことを言い合うシーンが本気で気持ち悪かったのと、人魚バージョンのドラえもんが絶望的にかわいくなかったことくらいの記憶しかない。

 

 

ーーー更に越えられない壁ーーー

 

 

11位 新・のび太の宇宙開拓史

映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史【ブルーレイ版】 [Blu-ray]

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可もなく不可もなく…

オリジナルにも原作にも登場しないゲストキャラ(声は女優の香里奈が担当)のエピソードが不要極まりなかった。

ぶっちゃけ、のび太意外があんまり活躍しないこともあり、オリジナルの宇宙開拓史もそこまで好きじゃなかったりする。

 

 

10位 のび太の宝島

夫は結構好きらしいんだけど、わたしはイマイチだった。これも「奇跡の島」と同じで設定に「SF」マインドが感じられないんだよね。そもそも宝「島」じゃねーじゃん!ていう。

でも、ドラ映画興行収入第1位らしいです。なんと、新ドラで唯一50億超えてます。へぇ。

でもね、その3割くらいは星野源の主題歌のおかげでもあると思うんだよね~

 

わたしの感想はこちら

 

 

9位 のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い

 

 

ほぼ原作通りだけど、ちょっとひねりもあって普通に楽しい。のび太が宇宙に飛ばした「くりまんじゅう」が一瞬だけ出てくるのも面白いです。ただ、息子的には「魔法使い」自体にあまり興味がないらしくこんな順位に…

 

 

8位 のび太と緑の巨人伝

 

映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝【ブルーレイ版】 [Blu-ray]

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いや、これわたしは結構好きなんだけどね。地球が緑に覆われるのは、昔「世にも奇妙な物語」でこんなんあったなぁ、と妙なトラウマ感あるし、あととにかくキー坊がかわいい。でも、息子いわく「あんまり意味がよくわからない」…確かに、後半は怒濤の展開で、大人でもついていくのがやっとだったりします…(-_-;)

あと、途中でものすごい作画崩壊が起こるのがすごく気になる。「あえて」な気もするけど、やっぱりねぇ…

 

 

7位 のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)

 

映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 ブルーレイ通常版 [Blu-ray]

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いや、悪くない。ドラとのび太の友情に振り切った内容もほっこりできるし、まあまあ面白いんだけど、この内容なら「誕生日スペシャル」で充分じゃね…?て思ったのも事実。

ひみつ道具が未知の鉱物でできている!

という設定もかなり嫌いなんだけど、でも「どこでもドア第1号」にかなりテンションがあがってしまったのも事実。お話も単純明快、わかりやすくて子どもでも楽しめる。

…まぁ、たまにはそんなドラえもんもいいか。

 

 

6位 のび太の南極カチコチ大冒険

 

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 [Blu-ray]

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話としては可もなく不可もなくで物足りなさもあるんだけど、個人的にはオリジナル新作の中では一番好きかもしれない。あと単純に、極地探検スーツ姿がみんなかわいい。

 

わたしの感想はこちら

 

 

5位 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~

 

 

これはすごい好き!

かなり原作に忠実なので「リメイクの良さ別にないだろ」と思うんだけど、ジャイアンが「責任をとる」(しずか談)のシーンでの挿入歌が木村昴さんが歌っているというニクい演出に泣く!あと、オープニングも楽しくてワクワクしますね。

唯一の難点は、ゲスト声優の夏目三久の下手さ…

 

 

4位 のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)

 

映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記 [Blu-ray]

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いや、これより絶対「緑の巨人伝」の方が面白いだろ!ってわたしは思ってるんだけど、息子はかなり好きらしいのでこんな上位に。ノリは「ひみつ道具博物館」に近いよね。楽しくてわかりやすいって感じ。

ちょっとこののび太、実年齢より幼い印象ではあります。

 

 

3位 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち

 

映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団?はばたけ 天使たち? ブルーレイ通常版 [Blu-ray]

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なんだかんだで回数はかなり観てる。息子いわく「ザンダクロスを組み立てるところが好き」なんだって。

確かにエピローグの蛇足感とか、「かわいいキャラ出しとくべ」みたいないやらしさはあるんだけど、サンタクロスの動きはめちゃくちゃかっこいいんだよね。鉄人兵団が大勢押し寄せるシーンも迫力大。

調べたら、これと「新宇宙開拓史」だけ興収30億行ってないらしくて、かなり意外だった。原作でもファンの多い作品なのに?

でも多分、こういう毎年恒例のシリーズものの映画って(コナンくんとかさ)、今回のが面白いかどうかじゃなくて、「前年がどうだったか」で興収は決まると思うのね。多分前作の「人魚大海戦」がつまらなかったから「今年はいっか~」ってなった人が多かったんだろうと勝手に分析。

てか、副題の意味が未だに謎。

 

 

2位 新・のび太の日本誕生

 

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生 [Blu-ray]

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新ドラ映画の中では最高傑作だと思ってます。いやほんと、ストーリー、作画、声優の演技、どれをとっても一流ですよ。

原作にはなかったのび太とママの関係性にスポットが当てられ、「冒険によって子どもたちが成長する物語」としてうまく落としこんでいます。あと、遭難したのび太が見る幻覚もテーマに沿ったものに改変されていて断然、こっちの方が良い。

オリジナルの精神性を引き継ぎながら、独自解釈を加えて作り直す。リメイク映画の正しいお手本のような映画。素晴らしい!!わたしの中では1位。

 

わたしの感想はこちら。

 

 

1位 のび太の恐竜2006

 

なんだかんだ、新旧含めドラ映画で一番観ているのはこれ。息子が恐竜大好きなもんで。

「緑の巨人伝」と同様、あえての作画崩壊シーンが気にはなるんだけど、オリジナルへのオマージュに溢れていながらも、しっかりと今の時代に合わせてブラッシュアップされている素晴らしいリメイクだと思います。

恐竜に関しても、旧ドラ時代からちゃんと現在の学説に即して変更されていて(竜脚類がアラモサウルスになっていたり、タケコプターで飛行するのび太たちを襲うのがケツァルコアトルスになっていたり)、さすがNEOの小学館ですな。ただ息子氏いわく、そもそもフタバスズキリュウは恐竜じゃなくて首長竜だし、卵では産まれないんだよ、だってさ(揚げ足とりめ!)。

 

原作のエピローグ(ジャイアンがスネ夫に「宿題見せろ」とか言う件)をバッサリ切ったのも英断だったと思うし、スキマスイッチの主題歌「ボクノート」が入るタイミングも絶妙。

あとこの映画、夜明けとか太陽が雲に隠れた影とか蝉の鳴き声の間とか風に揺れるカーテンとか、一瞬の細かい描写もすごくよくて、子どもの頃の夏休みを思い出した時のような、胸がキュっと締め付けられるような切ない気持ちになるんですよね。

パパの優しさがさりげなく描かれるのも好きだった。そう、親子の絆はさぁ、ドラえもんではメインテーマじゃないんだよ…ってまた「奇跡の島」ディスりそうだからもうやめよ。

 

 

 

というわけで以上です!

おそらく「ドラえもん映画」は人によって思い入れもあるだろうし、1位にした作品を嫌いだという人もいるでしょう。新ドラは絶対認めん!って人がいてもいいと思います。

みんなの心の中にそれぞれの「ドラえもん」がいる。それでいいんじゃないでしょうか。

 

今回はあくまで「今のわたしと息子の」ランキングですし、子どもが成長したらもしかしたら順位も変わるかもしれない。それでもずっと、ドラえもん映画の話ができるような関係を子どもと作っていきたいな、なんて思ったりして。とりあえず、ランキング作り楽しかったしいい思い出になった。

ありがとう、ドラえもん。