毎年楽しみな、ワッシュさんのベストテン企画。今年は音楽映画ということで。
去年まではこっそりとのぞいてムフムフ独り楽しんでおりましたが、今年は、はじめて参加させていただきたいと思います。
さっそく行くぜ!
- レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年、アキ・カウリスマキ監督)
- Tommy トミー(1975年、ケン・ラッセル監督)
- ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年、ノーマン・ジュイソン監督)
- ハイ・フィデリティ(2000年、スティーブン・フリアーズ監督)
- 善き人のためのソナタ(2006年、フローリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督)
- 君が生きた証(2014年、ウィリアム・H・メイシー監督)
- プラハ!(2001年、フィリプ・レンチ監督)
- 永遠のモータウン(2002年、ポール・ジャストマン監督)
- カストラート(1994年、ジュラール・コルビオ監督)
- ジャーマン+雨(2006年、横浜聡子監督)
映画、そんなにたくさん観てない&詳しくない&観ても忘れる…ので音楽映画くくりで10個も出て来るか?と不安だったのですが、なんとか出せました。とは言え、順位付けるのは本当に難しかった!
以下、理由と解説(と言えるほど立派なものではない)。
- レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
- Tommyトミー
- ジーザス・クライスト・スーパースター
- ハイ・フィデリティ
- 善き人のためのソナタ
- 君が生きた証
- プラハ!
- 永遠のモータウン
- カストラート
- ジャーマン+雨
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
番好きな映画だと公言しております故、このジャンルで1位にしないなんてありえないだろう、と。リーゼントバンドがアメリカ横断するだけの話だよ!でも超絶面白いからね。ニッキー・テスコの「ワイルドで行こう」は最高に格好いい。
わたしの感想はこちら。
Tommyトミー
ザ・フー好きとしては、これか、「さらば青春の光」を挙げたいところ。『pinballWizard』が大好きななので今回はトミーをチョイス。
いっちゃってるロジャー・ダルトリーほか、キース・ムーンにエルトン・ジョン、ティナ・ターナー、ジャック・ニコルソン…と出演者が豪華すぎる。ロック・オペラと銘打っているように、台詞は全て歌。そして映像がぎらぎらがちゃがちゃしてる上にストーリーはかなりはちゃめちゃ。だもんで内容はさっぱり頭に入ってこないよ。
ジーザス・クライスト・スーパースター
「ジ〜ザスクラ〜イ、ジ〜ザスクラ〜イ♪」のメロディは誰もがどこかで聞いたことあるのでは?とにかくユダ役のソウルシンガーが超格好いいので、主役のロックスター・ジーザスがかすんで見える。
ハイ・フィデリティ
ひたすらしゃべりまくるジョン・キューザックがうざい(笑)。
善き人のためのソナタ
厳密に言うと、音楽映画じゃないのかもしれないけど、「音楽がストーリー上重要な役割を果たす」という点で選びました。大好きな映画です。東西ドイツを題材にした映画って大体名作な気がする。「グッバイ、レーニン!」とか、「トンネル(2001)」とか。ドイツ映画はこれと、「4分間のピアニスト」と迷ったな…。
君が生きた証
最近の映画からもひとつ。近頃、件の「セッション」しかり、「ONCE ダブリンの街角で」や「はじまりのうた」などなど、良質な音楽映画が多数公開されています。中でもわたしにはドンピシャだったのがこれ。演奏シーンが最高だし、ストーリーもちょっとひねってて秀逸。
わたしの感想はこちら。
プラハ!
かわいい女の子がかわいい衣装や小物を身につけ、かわいく歌って踊るミュージカル。しかし!ラストの展開にそんなのは吹き飛びます。わたしの中では「ライフ・イズ・ビューティフル」、「プライベート・ライアン」と共に、3大戦車どっきり映画の一つとさせていただきます!
永遠のモータウン
黒人音楽レーベル「モータウン」のスタジオミュージシャンにスポットを当てたドキュメンタリー。関係者のインタビューや当時の映像などをもとにソウルミュージックとはなんぞや?みたいなところまで掘り下げていく。マーヴィン・ゲイの『what's going on』が流れるシーンは切なげ。同じ年に、同じく黒人音楽のドキュメンタリー映画「ソウル・サヴァイヴァー」も作られてるんだけど、そっちはもっとライブ中心の明るい映画だった印象。
カストラート
これを初めて観たのはまだ中学生とかの頃で、なかなかに刺激的だった。カストラートと言う存在がもはや歴史的だし、伝説的。きらびやかな衣装や美術にも注目!
ジャーマン+雨
このランキングにこれを入れるのもどうかと思ったんだけど、一応「歌手になりたくてリコーダーで作曲する女の子」が主役なので。終盤に主演の野㟢好美さんが歌う『ジャーマン+雨』の歌は相当すさまじいものがあります。
そもそも邦画がこれだけってどうよ。他にもいっぱいあるだろうに。
入れなかったけど候補に挙げたもの。
- ペルシャ猫を誰も知らない
- 耳をすませば(ジブリだよ!)
- 迷子の警察音楽隊
- ジプシー・キャラバン
- リトル・ヴォイス
- たまの映画
- フラッシュバック・メモリーズ
- ピアニスト(ハネケ)
- 北京バイオリン
- リンダ・リンダ・リンダ
- ドアーズ(The Doors オリバー・ストーン)
考えるの、すっごく楽しかったです。
後になって、あー、あれがあったじゃん!ってなりそうですが、それもまた楽しい。
来年の企画も楽しみにしております。