あらすじ
ウッディとバズはアンディ少年のお気に入りのおもちゃ。ほかのおもちゃたちと一緒にずっと楽しく遊んできたが、アンディは大きくなり、その機会は失われつつあった。
ある日、大学にいくためアンディは引越しの準備をしていた。自分たちは捨てられるのか、屋根裏部屋へしまわれるのかと戦々恐々とするおもちゃたち。しかし屋根裏部屋へ置かれるはずだったおもちゃの入った袋を、誤ってママがごみ置き場に捨ててしまったことで「自分たちは捨てられた!」と思い込んでしまう。アンディとともに大学へ行くことが決まっていたウッディはみんなを説得するが、おもちゃたちは「サニーサイド保育園」へ自ら寄付されることを選ぶ。しかし、そこで待っていたのはおもちゃで遊ぶには幼すぎる園児と、ふわふわでピンクのくま、独裁者のロッツォだった…。
「トイ・ストーリー1」は思い入れのある映画です。
幼いころに抱いていた空想ー自分が見ていない間におもちゃは動いたり、しゃべったりするのではないか?-が、
本当のことだったと教えてくれたから!
あぁあ、ちょっと待って。
さすがにわたしも大人ですからわかってますよ〜!
本当は見ている時だって動いて襲ってくるよね!
ええと。
さて、トイ・ストーリー自体、ピクサーのドル箱コンテンツで、3は世界興行収入10億ドルを突破、2010年公開映画としては第1位の大ヒット。
アカデミー賞でも長編アニメーション部門賞を受賞しています。名実ともに名作アニメということですね。
舞台は「1」の10年後
物語は1作目から10年後、現実の時間と同じ時間軸の設定で、1公開時に子どもだった人たち(と多分、その子どもたち)をモロにターゲットにしています。そりゃあヒットするわけだ。
また、1でおもちゃを改造しまくってた近所の悪ガキ、シドがゴミ収集人で出ている、アンディの部屋に「カーズ2」のフィン・マックミサイルの車がある、などの小ネタも満載。シリーズのファン、ピクサーファンを喜ばせてくれます。
ただね、わたしの中でやっぱり1は越えられないなーという印象。
ストーリーもやっぱりさすがピクサーって感じで面白いし、脱出劇はドキドキハラハラ興奮するし、最後のアンディ青年の決断も感動なんだけど。だけど。
なんだろうなーなんて言ったらいいのかなー。
めでたしめでたし、のその先
シンデレラとか、白雪姫の「めでたしめでたし」のその先って、別に必要ないよね、っていうかんじ。
みんな仲良く暮らしましたとさ、めでたしめでたし、おしまい。
それでいいじゃん!
…とか言ったら元も子もないことは百も承知なのですが。完成度が高かっただけに、なんだかこれからまた1、2観ても素直に楽しめなくなっちゃうような…。
だってさ、頑張ってアンディのとこ帰っても、いずれは離れ離れになっちゃうんだから!なんて考えちゃうと…しょんぼりしちゃうっていうか。…すみません、いろいろ残念な三十路の愚痴でした。
映像のクオリティは高いし、物語も飽きさせず、子どもから大人まで楽しめる素晴らしいアニメーションですよ。
なにより、トゥーンとか短編以上にケンがクズ…じゃなくてクールでね、大好きよ。わたしはリカちゃん派だったのでイサムくんの方が親しみはあるんだけどさ。
おもちゃを監視したくなる★★★★
ベビー人形が欲しくなる☆
ふわふわくまちゃんが好きになる★
総合★★★☆(3.8)
やっぱり名作。当時はCGアニメのすごさを感じました。
ジェシーはかわいいけど、お話は1の方が好きです。
こんなおもちゃはいかがですか…。