あらすじ
ハロウィンの夜。パーティーではしゃぎすぎて飲み過ぎたドーンとタラはピエロの格好をした不気味な男と遭遇する。しかしそのピエロ男こそ、1年前に「アート・ザ・クラウン」として怖れられた殺人ピエロだった!やがて人気のない建物内に閉じ込められた彼女たち。イカれたピエロの魔の手から逃れることはできるのか…?
セルフィーでいいね稼ぐ女子なんか、ギコギコしちゃうぞ♪
ゴアゴア界隈で話題沸騰のこちら。
映画ブロガーさんやツイッタのフォロイーさんが激オシしておりましたし、このジャケの道化師てる具合もそそられるものがありましたのでレンタルして参りました!
GEO屋さん先行らしいのでTSUTA屋さんにはまだないかも。
お話としてはもう「殺人ピエロが殺る!!」意外にはなくて、
実はピエロには悲しい過去が…
とか、
27年毎に子どもがピエロにさらわれて…
とか、
呪いの衣装が…、道化死てるぜ!…、とか、ピエロじたいの説明みたいなものは一切ないんです。(ラストにちょっとそれらしい描写はあるけど)
まどろっこしいストーリーとか要らないんじゃボケ!煩わしい人間ドラマとか邪魔なんじゃアホ!わしはただ殺ってるのだけが観たいんじゃー!という欲求を見事に満足させてくれるグロゴア映画でした。
わたしはあんまりゴアグロを観てるわけでも詳しいわけではないのですが、中盤のギコギコは相当お金も気合いも注入されているんじゃないですかね?発想も出来映えもほんと凄かったですね。
他にも、序盤のトイレアートとかセルフィー女子への自撮り返しとか、もう道化師てます。これ作った人、まじで何考えてるんだってばよ(笑)
ピエロ役の俳優さんもすごく良くて、途中真っ裸のシーンがあるんですが、手足の長い細身の体型と動きの異様さもあってめちゃくちゃキモくて最高でしたね!
IMDbをちょろっと見ただけの情報なんですけど、どうやらバットマンの相棒ナイトウィングが主人公のウェブドラマシリーズ「Nightwing: Escalation」でジョーカー役をやったりしていたそうです。
Nightwing: Escalation (TV Series 2011– ) - IMDb
インタビュー動画とかあった。素顔はかわいらしくてお茶目なのね~
話題のピエロ映画もそろそろ落ち着いた頃でしょうからね、ちょっと毛色の違うこちらのピエロでも観てほっこり(?)してみてはいかがでしょうか~
ただ結構血がドバドバ出ますのでね、苦手な方はご注意くださいね!(って多分そんな人は観ないと思うけど!)
以下ちょいネタバレ?
元はオムニバスの短編
この映画のピエロ「アート・ザ・クラウン」さんはもともと『All Hollows' Eve』というオムニバス映画に出てくるキャラクター。
ちなみにその続編『All Hollows' Eve2』は『ナイト・オブ・ハロウィン』というタイトルでビデオスルーしてます。(こっちにアートさんは出てこない)
元になった短編の方はYouTubeにあがっていたので観てみたのですが、切れ味の良いゴア描写はもちろん、エフェクトで荒くした画質、妙に耳に残る音楽、あっさりずばっとした幕切れと、雰囲気のある短編でこちらも面白かったです。
長編である本作では内容はほぼ一新されていて、新たなエピソードや殺される役が追加されています。エフェクトもなし。
廃屋に住みついてる病んでるおばちゃんとその赤ん坊(人形)が出てきたり、ピエロさんじたいにも幼児退行的な要素があったりもするんだけど、全て意味ありげで全く意味はない。
おばちゃんの頭皮と胸部を剥いで身につける描写もあるけど、多分ね、あれはただやりたかっただけでしょうね(笑)。変にこねくりまわさない潔さもこの映画の良いところなんだろうな。
最終的にピエロさんがこの世ならざるものであることがはっきりと示される点は、個人的にはぼかして欲しかったところなんだけど(オチはバッサリとしてた短編の方が好み)、ピエロさんが良い表情をしまくるのでほんと楽しかったです。てかキチ系の殺人鬼が飛び道具出してくるのは反則だよな~。一気にシリアルキラーみが増す。
真剣にくいいるように観るというよりは、グロゴアホラーに詳しい人と語りながら観たい映画でしたね。「あれは○○のオマージュだろうね~」とか「ここは○○に影響受けてるね~」とか教えてほしい。
面白かったハロウィン、ピエロ系のショートムービー
というわけで『テリファー』さんが素敵なピエロだった記念に(?)、来週はハロウィンということでね、YouTubeにあがってるハロウィン&ピエロに関する短編で、過去に観て面白かったやつを適当に見繕ってみました。
よろしかったらチェックしていってくださいまし!
トリックオアトリィトォ~(*´∀`)つ
The Jester
ハロウィンナイトに路上で男が出会った手品師ピエロ。次々に手品を披露し男を驚かせるが、そのネタは次第にエスカレートしていき…
多分こちらは有名な短編ですよね。
タイトルのジェスターとは「宮廷道化師」という意味で、王様や貴族を楽しませる役割の人のこと。なんとなく二股に分かれた帽子被って踊ってるイメージ。
こんなやつ。
ハロウィンの日は仮装してみんなで楽しむか、一人で家にこもってましょう。
The Jester: Chapter 2
大人気手品師ピエロ、ジェスターさんの続編。ジェスターさん、今回はカップルにちょっかいを出します。
ちなみに目下、3製作中だそうです。
The Smiling Man
お留守番中の女の子。ふと部屋の外を見ると赤い風船がゆら~り。ペニーなワイズさん?なんて思ってたら台所から気配が。現れたのは…何じゃこいつ~!
ピエロではないけど、ピエロ要素のあるショートフィルム。子どもの時見たらトラウマ行き待ったなし。
Is That You?
ハロウィンの日、足を怪我して家に閉じこもる女の子。家の前に魔女が現れ家族か友人のお遊びだと思っていたが…
まぁよくあるおどかし系です。でも個人的に魔女のビジュアルが好き。
The Last Halloween
お化けの仮装をした子どもたちが家々をまわり「トリック・オア・トリート!」。ところがお菓子を断られると…
これはめちゃくちゃ良いですよ!ディストピア的な雰囲気もすっごく好み。
ハロウィンにはちゃんと子どもにお菓子をあげましょう。
というわけでみなさん、ハッピーハロウィーン!!
- アーティスト: ハロウィン,デリス
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2002/03/27
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