今年もワッシュさんのベストテン企画の季節となりました。
さて、今年は「映画テン年代ベストテン」。
2010年代をテン年代と呼ぶのか…知らなかった…
諸々は後で述べるとして、とりあえずどうぞ!
- 10位 キョンシー(2014年公開、ジュノ・マック監督、香港)
- 9位 パシフィック・リム(2013年公開、ギレルモ・デル・トロ監督、アメリカ)
- 8位 ダークレイン(2017公開、イサーク・エスバン監督、メキシコ)
- 7位 ザ・レイド GOKUDO(2014年公開、ギャレス・エヴァンス監督、インドネシア)
- 6位 恋人たち(2015年公開、橋口亮輔監督、日本)
- 5位 リザとキツネと恋する死者たち(2015年公開、カーロイ・ウッイ・メーサーロシュ監督、ハンガリー)
- 4位 スイス・アーミー・マン(2017年公開、ダニエル・シュナイナート&ダニエル・クワン監督、スウェーデン・アメリカ)
- 3位 CABIN(2013年公開、ドリュー・ゴタード監督、アメリカ)
- 2位 白いリボン(2010年公開、ミヒャエル・ハネケ監督、ドイツ・オーストリアほか)
- 1位 シン・ゴジラ(2016年公開、庵野秀明監督、日本)
- 10位以下…というか同率5位でよくね?的な。
とにかくね、めちゃくちゃ悩んだ~!全っ然決まらない…。そもそも2010年代公開なのか製作なのか、公開くくりにしたら未公開は入れられないのか、…とかいろいろ気になり出したらもうだめね(笑)。
とりあえず「2010年以降劇場公開された作品」でなんとかベストテンをひねり出しましたよ。
ただ…10作だけは選べなくて後ろに+10作並べてます…というか、5以降はほとんど同率って感じです。
以下、感想などを適当に書いていきますので、よろしければお付き合いくださいませ~
ちなみにこれまで参加したベストテンはこちら
10位 キョンシー(2014年公開、ジュノ・マック監督、香港)
もう雰囲気が大好きすぎる。
廃墟のような高層マンション、朽ちたコンクリート、錆びた配管、この世ならざる者の巣窟…清水崇が名を連ねてるだけあって、じめっとしたJホラー感が漂います。
キョンシーでいうと、わたしは幽幻道士派なんでそこまで霊幻の方には思い入れはないのですが、この映画の「キョンシーのいなくなった世界で人知れず悪霊を倒し続けている道士」って設定がたまらなくツボなんですよね。
あと、バトルシーンが最高に格好いい!!腕をこう、ぐりぐりっとね…ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
9位 パシフィック・リム(2013年公開、ギレルモ・デル・トロ監督、アメリカ)
いやもうほんと、楽しすぎる。もはや殿堂入り。感想はこちら。
アップラの方も嫌いじゃないよ。(言いたいことはいろいろあるけれど)
8位 ダークレイン(2017公開、イサーク・エスバン監督、メキシコ)
ジャケ詐欺ジャケ詐欺言われてるけど、包帯がみんな同じってことで、ある意味では詐欺でもないんだよな、とかしれっとネタバレする奴でごめん。
最初観たときは「ナンダコレハ!?」とほんともう衝撃でした。いろんな映画に似ているんだけど、見終わってみれば、全くどの映画にも似ていない。天才だよね、イサーク・エスバン。
ほんと大好きよ。
7位 ザ・レイド GOKUDO(2014年公開、ギャレス・エヴァンス監督、インドネシア)
何度も言ってますが(?)、わたしはGOKUDO派です。推しはベースボールバットマン&ハンマーガールです。そう、これは推しを愛でる映画です。
2は1に比べて話がちょっと入り組んでてややこしいんだけど、そんなことはどうでもよくなるくらい、キャラクターと戦闘シーンが最高です。イコVSキラーマスターの戦いはもうずっと観ていたい。
6位 恋人たち(2015年公開、橋口亮輔監督、日本)
一時期監督さんの発言が物議を醸していましたが、まぁそれはそれ。作品じたいはとても素晴らしいと思います。黒田大輔さん、シンゴジとか『滝を見に行く』とかも好きだけど、この役が一番好き。「こうやって話せなくなっちゃうじゃん」て言うシーンで涙腺崩壊です。
平成映画ベストにも入れました。
5位 リザとキツネと恋する死者たち(2015年公開、カーロイ・ウッイ・メーサーロシュ監督、ハンガリー)
もうほんと好き好き~!(語彙力)
感想はこちら。
ちなみに最近監督と主演コンビの新作『X謀略都市』を観たんだけど、こちらとまっっったく毛色の違う社会派ノワールでした。
カーロイ監督、引き出しありすぎだろ。
4位 スイス・アーミー・マン(2017年公開、ダニエル・シュナイナート&ダニエル・クワン監督、スウェーデン・アメリカ)
10年代ベスト映画サントラなら堂々の第一位です。楽曲といいコンセプトといい、ほんと素晴らしいと思いますね。ジュラシックパークのテーマ曲の使い方100点。
オシャレな映画の雰囲気を台無にする小学生レベルの下ネタと死体ネタとのバランスがこれまた最高。そもそもダノとラドクリフだぜ?
感想はこちら。
オナラこそ美学!
3位 CABIN(2013年公開、ドリュー・ゴタード監督、アメリカ)
暇さえあればYouTubeでエレベーターからのモンスターパーティーだけ観てるくらい好き…。ストレス発散を通り越して、もはや癒し映画になりつつあります(笑)。
The Cabin in the Woods (2012) - Let's Get This Party Started Scene
まじで大好きだわ~。
一応オールタイムベストにも入れました。
2位 白いリボン(2010年公開、ミヒャエル・ハネケ監督、ドイツ・オーストリアほか)
ハネケはほんと大好きな監督なんだけど、「わざと」起きていることを映さない底意地の悪さ、「あえて」想像させるといういやらしさが最高潮に高まっている作品だと思います。出演している子どもたちも、素晴らしすぎるくらい嫌すぎる。
なんて最悪な映画なんだ!!(最大に褒めています)
1位 シン・ゴジラ(2016年公開、庵野秀明監督、日本)
最初1位にするつもりはなかったのだけれど、過去のブログを見返したら熱量が半端なかった(笑)。関連する記事を3つも書いてて、一つの映画でそんだけ書くとか、今じゃちょっと考えられないね…どうかしてたわ(笑)。
長男とも2回映画館に足を運びましたし、おかげでゴジラにもハマってくれて↓こんな記事も書けるようになったし。
そういう意味でも思い入れの強い映画です。なので堂々の第1位でございます!パチパチパチ~
というわけで以下、10位に入れられなかった映画を書いていきます!お暇な方は見てってどうぞ~
10位以下…というか同率5位でよくね?的な。
Hidden in the woods (2012年、パトリシオ・バラダレス監督、チリ)
鬼畜親父に育てられた姉妹が森に逃げこむも、会う男がもれなくクズ野郎でドイヒーな目に遭いまくるチリ映画。
こちら別媒体の記事でご紹介させていただいたんですけど、
「ラテンアメリカホラーを堪能する10作+α」(https://eiga-board.com/posts/3348)
レイプ、食人、近親相姦と、まあまあインモラルな内容なので別におすすめはしないです。でも、ほとばしるエネルギーが圧倒的で、今年観た映画の中でもトップクラスのインパクトがありました。姉妹がぶちギレて反撃に出る件は文句なしにカッコいい。
弟くんの活躍も素晴らしい。リメイクは…あんまりおすすめしない。
エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる(2011年、ナチョ・ビガロンド監督、スペイン)
地球にUFOが襲来!そんなとき、見知らぬ男女の一夜の浮気が本気の恋に発展する!?
セリフ、演出、ストーリー、どれをとっても粋で洒落た終末SF系ラブストーリー。カルロス・アレセスに胸キュン必至!
モンスター 変身する美女(2015年、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド監督、アメリカ)
「モンスターを愛せるか?」という映画ではなくて、「モンスターの自分を愛する相手を愛せるか?」というお話なんですよ。その発想が斬新だし、SFとファンタジーが融合したような設定も好み。イタリアの観光旅行のような風景も美しい。クリーチャーみも素晴らしくて、ほんと大好きなラブストーリー。
JベンソンとAムーアヘッドはこれからも注目していきたいコンビ監督ですね。
へんげ(2012年公開、大畑創監督、日本)
おすすめするの何度目だろう(笑)。なんだろう、なんだろうね?なんかよくわからないけどすごく好きなんですよ、これ。
体の一部が異形化する奇病に苛まれた夫と、その夫を救おうとする妻の人智を超えた究極の夫婦愛を描いた作品です。
低予算邦画ではありますが、そのチープさを跳ね返すラストのエモさにぐっと来る!!
大好き。
ムカデ人間2 (2012年公開、トム・シックス監督、オランダ・イギリス)
これは今年また見返して、改めてすごい映画ダナーと思ったんです。というか、このシリーズじたいがほんと良くできてる。それぞれ独立した作品として完結してるのに、しっかりとシリーズとしても完成されてる。
あまり言わないけど、マーティンはかわいいと思ってる。
ホーリーキャンプ!(2017年、 ハビエル・アンブロッシ&ハビエル・カルボ監督、スペイン)
簡単に言うと「神サマ?ナニソレ?」なイケイケ女子が信仰に目覚める…という話なんだけど、自分は「夢を叶える」お話だと解釈しました。
歌唱シーン(一応ミュージカル映画です)もほんとエモくて、わたしこれ、本当に大好きなんです。でもNetflix限定なんです。わたしボロボロ泣いてしまったんです。でもNetflix限定なんです…
夢を持ってる女の子、夢をあきらめた女の人、夢を持っていたことさえ忘れてしまった人…みんなに観て欲しい映画です。DVD出して…( ;∀;)
息もできない(2011年公開、ヤン・イクチュン監督、韓国)
多分一番好きな韓国映画じゃないかな。ずぅんと重たい映画なんだけど、不思議と見終わった後は暗くない。
男女のラブストーリーというより、人間愛の「ラブ」ストーリーだとわたしは思っています。
タイトルインの仕方もまぁ~ほんと格好いい。まごうことなく傑作です。
手遅れの過去(2015年、デニース・ホーク監督、アメリカ)
イケ渋ジョン・ホークス扮するやさぐれ探偵の「手遅れすぎる」過去を、時系列をいじったワンカット長回しで描く。
これはネトフリだけに置いておくのは本当にもったいない傑作です。いつ配信終了するかわからないんで、まだ観てない方はお早めに!
…って思って今観たら配信終わってる!!おぉい!だから!日本の偉い人、早くDVDを出してくれぇぇ(T0T)
https://www.netflix.com/title/80062698?s=a&trkid=13747225&t=cp
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年公開、ギャレス・エドワーズ監督、アメリカ)
理想的なスピンオフだと思う。
本編の主人公が王族とか選ばれし英雄的なキラキラ日の当たる人ばかりなので、それとは真逆のならず者の烏合の衆というダーティさがたまらない。最強のキャラ萌え映画です。特にわたしはボーディが好き…
「俺たちは、ローグ…ローグワンだ!」
怪怪怪怪物!(2018年公開、ギデンズ・コー監督、台湾)
これは去年観てたらベストテンに入れてたなと思うくらいに大好きだった。
辛くて、悲しくて、そんな自分にも苛々して。どうしようもない思春期の衝動を、見事に描いた映画だと思います。
というわけで以上です!
ほかにも、
『クラウド・アトラス』とか
『マジカル・ガール』とか
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』とか
『ムーンライズ・キングダム』とか『レゴムービー』とか『希望のかなた』とかとかとか…今思うと、アレ?なんで入れなかったんだろ?てのが多すぎる…
とりあえず悩みすぎてゲッソリ。しばらくもうベストテンとか考えたくない。
…と思ったけど、もう!12月!年末!今年の!ベストを!考える時期!!ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァー
追記:URLをミスって「2000-2019」にしていたことに今気づく…でもどうせ誰も気にしないだろうから直さずにおきます(´・ω・`; )