ファンタスティック映画主婦

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「 #2018年映画ベスト10 」を決める前に観て欲しい映画ベストテン

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わたしはTwitterをやっておるのですが、主に映画好きさんをフォローさせていただいているので、もう最近のタイムラインには「 #2018年映画ベストテン 」のタグが溢れています。

ふむふむ、もうそんな時期かぁ、わたしもそろそろ決めなきゃなぁ…

なんて思いながら眺めております。

シェイプオブウォーター、スリービルボード  、レディプレ、カメ止め、CMBYN、ヘレディタリーと今年も傑作話題作の嵐でしたが…

 

ちょっと待って!!

 

そういった大作が面白いのはもちろんですし、今年のベストに入るのもわかります。でも待って。

大作の陰でひっそりと公開された小規模映画、ビデオスルーされた映画、傑作なのになぜか映画好きさんからあっさりと無視された映画…などなど、あなたもきっとまだ観ていない映画たちがきっとあるはず!

という訳で今回は、わたしが個人的に「今年のベストに入れてもいいかも」と思った映画をご紹介したいと思います。

題して、

「2018年映画ベストテン」を決める前に観て欲しい映画ベストテン!

 

早速どうぞ〜

 

 

 

 

10位 コールド・スキン

コールド・スキン(字幕版)

気象観測員として南極近くの孤島へやってきた男。しかし観測員というのは口実で、彼は心に傷を負い、故郷から逃れ一人きりになりたかったのだ。孤島に暮らすのは偏屈な灯台守のみ。

…かと思いきや!夜になると海から人型クリーチャーがあがってくる、恐怖の島だった⁉︎

男と灯台守の極寒サバイバルがはじまった…!

とまぁ、あらすじにするとこんな感じなのですが、実はこの灯台守が雌のクリーチャーを飼っていて、この3人が種族を超えた三角関係に陥ることになるというかなり珍妙な展開となっております。そこをどう捉えるかがノレるかどうかの分かれ目かも…。

一応クリーチャーメインなジャケになってますが、本質は孤独に苛まれた男の哀しみの物語。荒々しい海の描写も美しくて良き。

 

 

9位 ファミリー☆ウォーズ

ファミリー☆ウォーズ

認知症になったおじいちゃんが車を運転し、少女を轢き殺してしまった!事故を隠蔽しようとする一家は、おじいちゃんに家族総出で餅を食べさせ、喉につまらせて殺そうとする…

というシュールな絵面から血みどろの殺し合いに発展していく、愉快な家族コメディです(?)。謎に高いテンションとほとばしる情熱が若い監督らしくて素晴らしい。

人によってはベスト級にハマるかもしれないな、と思いました。現に今年のベストに挙げている方もチラホラおられるようです。

わたしの感想はこちら。

 

 

8位 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film

【早期購入特典あり】快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(キャラクターカード3枚セット付) [DVD]

大切な人を取り戻すため、ギャングラーから奪われた不思議な宝物「ルパンコレクション」を集めるルパンレンジャー。そのルパンレンジャーとギャングラーを追うパトレンジャー。

しかしギャングラーの罠にはまり、両陣営のリーダー、ルパンレッドとパトレン1号が異世界に連れ去られてしまった!このピンチに「厄介な快盗」と「面倒くさい警察」が手を組むことになるが…

映画好きさん( )て「特撮なんて子ども向けっしょ」って若干バカにしてるところありません?

…って実際わたしもニチアサはここ5年くらいしかちゃんと観ていないので、語れるものは何もないんですが…。ただ、今回のルパパトは完全に子どもよりわたしのほうがハマってます。

サブブログでこんな記事を書いてしまったくらいにはハマってます。

とにかく、本作の魅力はVFXやCGに頼らないスーツアクターの本気のアクションシーン!とにかく熱い!アクション映画好きこそ観て欲しい、傑作「アクション」映画でした。

まぁ本心を言うと、それよりもわたしが観たかったのは、素顔(快盗は仮面を付けてるけど)のWレッドの絡みで、「あぁもう2人は異世界に取り残されたままでヨシ!」と隣でワクワク観ている子どもの横でムフムフしていたアブナイ母なのでした…

不満はランタイム30分強と、かなり短いこと。いや、仮面ライダーがメインだから仕方ないんだけどさ。もっとWレッドのイチャイチャ活躍を観ていたかったよう。

 

 

7位 ゆれる人魚

ゆれる人魚(字幕版)

地上にやってきた美しき人魚姉妹。ナイトクラブのシンガーとしてデビューするとその妖艶な魅力から一躍スターに。ところが、妹が人間の青年に恋をしてしまう。姉の方も抑えきれない衝動を解放してしまい…

ホラーでファンタジーでラブストーリーでミュージカルな人魚姫!一言で言うと、かなり変な映画です。でも、その変具合が、わたしには超どストライクだった!

まず、人魚の尾びれの造形が素晴らしい。もう魚!って感じのヌメヌメとした質感がいいし、割れ目があるのなんてもう、違う性癖の扉が開かれそう 笑笑。金髪で愛嬌のある妹ちゃんと、黒髪の妖しげな姉ちゃんという姉妹のキャラクターもツボ。

雰囲気はすごくメルヘンなのに、要所要所でグロテスクなんですよね。こりゃ「リトルマーメイド」なんて裸足で逃げ出すわ。

それから、楽曲も素敵すぎましたね。歌のシーンはどこも観ているだけで楽しくて、この高揚感は内容は全然違うけど『リザと狐と恋する死者たち』に通じるような中毒性があります。サントラ欲しい〜!

ゆれる人魚

ゆれる人魚

 

また、少女から大人への通過儀礼的なお話はおシャンティな食人映画『RAW』とも通じるところがありましたね。あちらも姉妹の話だし。

童話の「人魚姫」同様悲しい物語ですが、妙な清々しさがあります。

 

 

6位 ダウンレンジ

ダウンレンジ(字幕版)

辺鄙な山道の路上で車がパンクし、立ち往生してしまった若者たち。しかし実はパンクは銃撃を受けて起きたものだとわかる。そう、すでに彼らは何者かの「射程」に入っていたのだ…

これは、面白い!

「脱出不可能な状況」というワンシュチュエーションスリラーの要素を取り入れた「若者が理由なき殺人鬼に襲われる」スラッシャー映画。

普通この手のタイプは施錠された屋内や森や山小屋などの閉鎖的な空間を舞台にする場合が多いのに、開放的な路上を「閉鎖的な空間」に変えるアイディアに唸りました。で、しかも路上だからこそのハプニングもうまく効いていて、最後まで飽きることはありません。

誰が生き残るかわからないハラハラと、気合いの入ったゴア描写に手に汗握ること間違いなし!

監督は『VERSUS ヴァーサス』や『ミッドナイト・ミート・トレイン』の北村龍平。ファンならずとも観ておいて損はなし。

レンタルはされていませんが、各種動画配信サービスで観ることができます。

 

 

5位 LOVE、サイモン

Love, サイモン 17歳の告白 (字幕版)

サイモンは仲の良い親友と優しい家族に囲まれて幸せに暮らす高校生。でも自分がゲイであることは誰にも言えずにいた。

ある日自分と同じ悩みを抱える「ブルー」とメル友になったサイモン。メールでやり取りする内に姿のわからない「ブルー」に好意を抱くようになるが…

お願いだからこれだけは観てーー!

「自分らしく生きる」という青春映画としての普遍性もあり、ラブストーリーな胸キュンもあり、根っからの悪い人も出てこないし、ほんとにいい映画…(語彙力)。心にじんわりとしみる、優しい世界の心温まるLGBT映画です。

わたしの感想はこちら。

 

 

4位 ディザスター・アーティスト

ディザスター・アーティスト(字幕版)

史上最低のクソ映画とも名高い「ザ・ルーム」。一体どのようにしてこの映画は作られたのか…?監督主演したトミー・ウィソーが、600万ドルの私財を投げ打って作られたカルト映画。その完成までの足跡を描く。

一応当初は日本公開も決まってたんだけど、監督主演したジェームズ・フランコのセクハラ疑惑があったり、なんやかやすったもんだがあったんだかは知らないが、結果的にビデオスルーとなった本作。

素人で才能のない人間が大枚叩いて作ったクソ映画の裏側…なんて誰が観るんだこんなのみたいな内容の話なんだけど、これがめちゃくちゃ面白い!

クソ映画の裏側というとティム・バートンの『エド・ウッド』を思い出しますが、あれと同様、製作者側の「この映画とこの監督が好き!」に溢れてる映画でしたね(実際にフランコは「ザ・ルーム」の大ファン)。

わたしは元ネタとなった「ザ・ルーム」という映画を知らなかったのだけれど、これ観たら何としても観たい!って思ったよね。この「ザ・ルーム」という映画はクソ映画界隈では有名らしくて「つまらなさが逆に面白い!」と、今でも土曜の夜に上映されて盛り上がるほどのカルト的な人気のある作品なんだそうです。

映画自体はクソでも、そこにある愛は本物。カメ止めで、映画作りや物作りの情熱に心打たれた人には是非観てもらいたい一作です。

あと、弟のデイヴ・フランコと共演してて、ある意味兄弟萌えな一面も 笑。

 

 

3位 触手

触手 [DVD]

森の小屋で老夫婦に匿われている一匹の謎の生き物。満たされない思いを抱える者たちに、それは"手"を差し伸べる…

R18で、タイトルが「触手」で、ジャケもそれっぽいから期待して観たんですが(違)、残念ながらエロマンガ的な展開にはほぼなりません。

でも、これは傑作ですよ。

主人公は夫から邪険にされている主婦の女性なのですが、はじまってすぐに夫がゲイで、しかも相手が主人公の弟という二重にびっくりなドロ沼展開となります。そして彼女はその事実が判明した後、触手クリーチャーからの"手ほどき"を受けることになるのですが…手ほどきが終わった後の表情があまりにも穏やかすぎて、逆に怖ろしいんですよね。

本作の監督はメキシコ人とのことなので、おそらくこの映画の主題はそこにあるんじゃないかと思います。

クリーチャー云々はもちろん何かの暗喩なわけで、それをウニャウニャ考えるのも楽しいです。また、クリーチャーの住む小屋がある森や大自然の描写も美しく、ネイチャー系好きとしては嬉しい。動物たちの集団乱交シーンは必見!!

 

 

2位 彼の見つめる先に

彼の見つめる先に [DVD]

盲目の高校生レオは、両親に反抗したくなったり初キスに憧れる普通の男の子。いつもそばにいてくれる幼馴染のジョヴァンナとの仲もいい感じ。ある日、レオとジョヴァンナのクラスに転校生のガブリエルがやってくる。盲目であることにも頓着せず、屈託のないガブリエルは2人ともすぐに打ち解ける。ところが、レオは次第にガブリエルに友情以上の感情を持ちはじめ…

お願いだから絶対に、これだけは観てーーー!!!

これは今月に入ってレンタルがはじまって観たんだけど、『君の名前で僕を呼んで』やわたしが折々でおすすめしているネトフリの『アレックス・ストレンジラブ』と同じくゲイの若者のいわゆる「めざめ」の話なのですが、これがもう瑞々しくって甘酸っぱくって初々しくって…その眩しさに、おばちゃんの目は危うく潰れかけました。

ラストシーンの二人乗りの清々しさに、わたしの心はアルカイックスマイル。癒しなんてレベルじゃないね、昇天です。

盲目という身体的な障害が全く恋の障害にはなってなくて、むしろ2人の仲を深める要素になっているのも素敵。一方で、レオは見えてないけど、観客は見えてるから超切ない!みたいな演出にも身悶えさせられました。

女友達のジョヴァンナの立ち位置も絶妙で、異性の幼馴染っていいよなぁ〜と羨ましくも思ったりして。

LGBT映画としても、青春映画としても、ベスト級の一作でした。素晴らしい。

 

 

1位 ROMA

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激動の1970年代のメキシコシティで暮らす一家を、家政婦の目線で描いたモノクロ映画。監督は『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン

お願いします、どうか、どうか、こちらの映画だけは観てください。

わたしも12月も後半になって、まさかこんな大傑作に出会えるとは思ってもみませんでした。

大切な人への思いが蘇る"あえての"モノクロが美しく、「映像で語る」という映画ならではの巧みな表現に圧倒されました。

ほんと、Netflix限定なのが惜しすぎる…!!

わたしの感想はこちら。

 

 

というわけで、今年も残すところあとわずか!もし気になった映画がありましたらチェックしてみてくださいませ〜 

とはいえ、所詮ボヘミアンラプソディも観てない映画好き崩れな人間のチョイスなので、適当に流してくださって結構です…。

わたしの年間ベストは…まぁ、31日までに出せれば…(のんびり屋で怠け者な発言)。

 

 

以下はおまけ。

 

おまけ:2018年中に観られなくて後悔している映画個人的ベスト5

 

5位 キラー・メイズ

殺人段ボール迷路というアイディアが最高すぎる。予告編のキッチュなゴア描写に心鷲掴みにされた。

 

4位 ゴッズ・オウン・カントリー

これは本当に観にいきたかったんだけど、限定上映で、しかも席は即完売だったためにおばちゃんは入り込む余地なし。円盤は無理でもネトフリさんあたりが配信してくれるのではと期待しております…

と思ったら、2月から拡大公開してくれるのね!ひゃふ〜ん!

映画『ゴッズ・オウン・カントリー』公式サイト

 

3位 KUSO

タイトルの「KUSO」はそのまま日本語の「糞」らしいです。なにそれ。観た人の感想読んだ限り、超絶汚映画っぽいのでレンタルは無理だろうなぁ〜。観たかった!

 

2位 霊幻道士Q

キョンシー好きとしては「キョンシー」とか「霊幻」とか名のつくものは極力観ていきたいと思っておるのですが、残念ながら都合がつかず見送り。どうか、レンタルしておくれ!

 

1位 怪怪怪怪物!

『あの頃、君を追いかけた』のギデンズ・コー監督によるモンスター(というかこれもキョンシー系かな?)映画。

2017年の東京国際映画祭からずっと気になってたのに、上映回が夜のみっていう非情ぶりにやむなく断念。予告編見る限り絶対わたし好きな感じなんだよね…

レンタルは微妙かなぁ。