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それでもカメラは止まらない!映画映画ベストテン!

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今年もワッシュさん( @washburn1975 )のベストテン企画に参加します。

映画映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ!

 

諸々は後で述べるとして、とりあえず発表しまっす!

 

 

 

対象の基準としては、

映画監督や俳優、スタッフが主人公の映画や、映画館を舞台とする映画、映画製作にまつわるドキュメンタリーなどを選んでください。

とのことですが、"映画館を舞台にした映画"次回の自分の特集にしようと思っているので除外し、「映画作り映画」のみを対象にしました。

 

これまでにも何度かベストテン企画には参加させてもらっていますが、これまでで一番、悩んだかも。10個に絞るのにとても難儀しました…。

あと、こういうのやると毎回思うんだけど、ほんとわたし古い映画を観れてないなぁって…。もっと勉強しよう。…ってそういう気持ちで観た映画って大体つまんないんだよね〜(苦笑)

 

というわけで以下、選出の理由などを。よろしければお付き合いくださいませ〜

 

ちなみに、これまでに参加したベストテンはこちら。

 

音楽映画ベストテン

 

minmin70.hatenablog.com

 

 

戦争映画ベストテン

 

対決映画ベストテン

 

オールタイムベストテン

 

お酒映画ベストテン

 

 

 

 

 

1位 ロスト・イン・ラ・マンチャ(2002年、キース・フルトン、ルイス・ぺぺ監督)

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【あらすじ】テリー・ギリアム監督悲願の大作「ドン・キホーテ」の映画化。ギリアムのイマジネーションのおかげで膨らむ予算になんとか折り合いをつけ、やっと撮影に入るも次々と予想外のトラブルが現場スタッフを襲う…。「完成されなかった映画」のアンメイキングドキュメンタリー。

今年のはじめ、嬉しい話題が飛び込んできた。テリー・ギリアム監督の『ドン・キホーテを殺した男』がカンヌ映画祭でプレミア上映されるというのだ。

テリー・ギリアムは5本の指に入るくらいには大好きな監督なので、念願叶って本当に良かったなぁ…とまるで親戚のおじちゃんを思うような気持ちで、こちらの「アンメイキングフィルム」を再見したのだった。そしたらもう、面白いのなんのって。

 

この映画は「叶わぬ夢を夢見る男」の映画だ。本作の中のギリアム監督は、彼が作ろうとしている映画の主人公、「ドン・キホーテ」そのものと化している。

悲劇が起きるたびー撮影の最中上空を戦闘機が通過し、洪水によって機材が流され、主演俳優がヘルニアで降板するーギリアム監督が頭を抱え、途方に暮れれば暮れるほど、深刻になればなるほど、観ているこちらはゲラゲラと笑えてしまうのだ。まさに、「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ(チャップリン)」。

悲しいのに笑える。皮肉だけど、それはギリアム監督の映画全てに通じているもの。だからこそこの映画は面白いんだと思う。

 

しかし喜んでいたのも束の間、しばらくするとこんなニュースが…

もうここまでくるとさ、映画公開されたらギリアム死ぬんじゃね?とか心配になるわけよ。もしそうなったらそうなったで笑えるけどね…(笑えません)

というわけで、『ドン・キホーテを殺した男』日本公開への願いを込めまして、今回はこちらを1位とさせていただきました!

 

 

2位 バーバリアン怪奇映画特殊音響効果撮影所(2012年、ピーター・ストリックランド監督)

バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所 Blu-ray

【あらすじ】イタリアの撮影所に音響技師として招かれた英国人のギルデロイ。しかし、任されたのは苦手なホラー映画だった。言葉と文化の壁に翻弄されながらもどうにか映画を完成させようとするが、ギルデロイは次第に精神を侵されていき…

エフェクトのかかった悲鳴、腐りゆく野菜、明滅する録音中の赤いライト、めちゃくちゃに引き出されたテープ…不穏で不安な、この映画の病んだ雰囲気がわたしは大好きです!

キャベツを切る、スイカを割る、熱々の鉄板に水をまく…などの音で表されるゴリゴリのゴア描写。映像は全くないのにキャー!ですよ。まさに「ホラー映画は音が命!」。70年代の映画(いわゆるジャッロ)制作風景も興味深いし、なにより、終始困り顔で主人公を演じるトビー・ジョーンズが可愛すぎて萌えます。

 

 

3位  I Survived a Zombie Holocaust(2014年、Guy Pigden監督) 

I Survived A Zombie Holocaust (NZ FILM) (PAL) (REGION 0)

【あらすじ】ゾンビ映画を撮影するため森にやってきた撮影クルー。しかし周辺の住人の様子が何やら不穏…。なんと、彼らはモノホンのゾンビだった!大量のゾンビエキストラを投入した撮影にそのホンモノが混ざってしまったことから、現場は血みどろの地獄と化す!

ゾンビ映画撮影中に本物のゾンビが⁉︎」というどっかで聞いたような笑ニュージーランド産ゾンビコメディです。これ、非常に面白くて傑作なんですが、なんと未だに日本に入って来ず!

「ショーンオブザデッド」のオマージュと思しきシーンや、往年のゾンビ映画へのリスペクトもチラホラ。主人公が冴えないちょいハゲおっさん(でもないのかな?)なのも可笑しいし、筋肉俳優やポッチャリ、セクシー女優に黒人枠と、キャラ立ちもバッチリ。終盤にはラグビーと絡めた(やはりニュージーランド!)胸アツな展開もあったりして…。ゴア描写も気合入ってるし、ちゃんとオッパイ(*゚∀゚*)もあるし、これ系の映画に必要な要素がしっかり含まれてる感じ。最後のメタメタしい構成にも思わずニヤリ。

わたし英語わからないくせに英語字幕で観るって暴挙に出ざるを得なかったんで、日本の偉い人は頑張ってDVD出して欲しい!

予告編あったんで貼っときます。

 

 

4位 映画の国(2012年、ニティン・カッカル監督)

Filmistaan Hindi DVD

【あらすじ】人違いでパキスタンイスラム過激派に誘拐されてしまった俳優志望のインド人サニー。人質として囚われながらも村の人々と映画を通して交流を深めていくが…

ほとんど歌って踊らないインド映画。人質として囚われシビアな状況でも、俳優の真似したりして明るさを失わないサニーを、国は違えど映画が大好きな村人たちは受け入れて行きます。例え国同士に根深い禍根があっても「映画愛」がきっとそれを越えられる。この映画を作った人はそう信じてるんだろうなって思った。「国境がなかったら」の会話には目頭が熱くなりました。ちなみに原題は「filmistaan」。インドもパキスタンも同じく"映画の国"だって言いたいのかな〜。

めっちゃいい映画なのにNetflixオンリーなのが本当残念!!

 

 

5位 映画は映画だ(2008年、チャン・フン監督)

映画は映画だ [DVD]

【あらすじ】血の気が多く、つい共演者に怪我をさせてしまう俳優のスタは人気にも翳りが見えはじめる。最新作の撮影で代役をことごとく断られたスタは、俳優志望だったヤクザの男と、ガチンコの殴り合いをする"リアル"な映画を撮ろうとするが…

キム・ギドクが製作にからんでるだけあって、一筋縄ではいかない「映画作り映画」です。ていうか多分コレ、映画論映画なんだと思います。真似事ではリアルにならないけど、リアルにやったら映画ではない。現実は映画ではない。でも、だからこその「映画は映画だ」なんだよね。

最後の泥まみれファイトとまさかの展開に「ファ⁉︎」と度肝を抜かれました。真っ白だった主人公スタの衣装の変化(ベタだけど)にも注目です。

 

 

6位 カメラを止めるな!(2018年、上田慎一郎監督)

カメラを止めるな!  [Blu-ray]

【あらすじ】廃墟で自主ゾンビ映画を撮る撮影クルー。しかしそこへ本物のゾンビが現れた⁉︎暴走する監督、混乱するスタッフ、逃げ惑う役者たち…それでも、カメラを止めるな!

今年の話題作なので入れておかないと!

今では聖地扱いの池袋シネマ・ロサでわたしは観たのですが、もうね、劇場の雰囲気がすごく良くて。笑いどころはみんなで笑うし、終わった後にどこからともなく拍手が起こってて、観客が一体になるというか「みんなで同じ映画を観ている」と感じられる貴重な体験をしましたね。そういう意味でも「映画映画」。本当楽しかった〜。

わたしの感想はこちら

あと、こっちの感想の方には書かなかったけど、ちょっと子持ち的にモヤっとした部分について、「子持ちコンブ」というふざけた名義でこちらのサイトに書かせていただいてます。

よろしかったこちらも合わせてどうぞ。

 

 

7位 イン・ザ・スープ(1992年、アレクサンダー・ロックウェル監督)

イン・ザ・スープ プレミアム・エディション [DVD]

【あらすじ】映画作りを夢見る純朴な青年アルドルフォ。しかし、あまりに困窮した生活のために、長年温めてきた映画の脚本を売りに出してしまう。するとその脚本を1000ドルで買うという男が現れ、しかも映画制作の資金提供までしてくれるという!だが、男の資金調達とはどう考えても犯罪で…

これ、めちゃくちゃ好きな映画なんですよね。

主人公アルドルフォと謎の男ジョーの、友情というか擬似親子というかブロマンス的な関係にグッとくるし、セリフがいちいち洒落てる!シーモア・カッセルの憎めない愛らしさとスティーブ・ブシェミの不器用な笑顔が爆発してて、二人とも超!可愛い!ブシェミが恋する隣人のアンジェリカもジョーの弟も、出てくる人みんなクレイジーで楽しい。

ただ他の映画と比べると「映画作り要素」が薄いかな〜と思って、とりあえずこんな位置に。

 

 

8位 アメリカの夜(1973年、フランソワ・トリュフォー監督)

映画に愛をこめて アメリカの夜(字幕版)

【あらすじ】「パメラを紹介します」という映画制作にとりかかる撮影隊。しかし主演女優はまだ現場に到着せず、往年女優はセリフの覚えが悪く、猫のせいでただでさえ少ない撮影時間が費やされていく…。監督はそんな様々なトラブルに対処し、俳優やスタッフのゴタゴタした人間関係をなんとか収めながら撮影を続けるが…

 「映画作り映画」の本質は何か?というと、それは「青春映画」だとわたしは思っている。この映画も、登場人物たちは皆大概いい大人なのにどこかほろ苦くて甘酸っぱくて、清々しいような切ない雰囲気が漂っている。これは、大人になりきれない大人たちによる"青春"群像劇なんですよ。

映画も結局は「人」が作ってるんだなと改めて思う。だからこそ厄介で、愛おしい。監督役のトリュフォーが見る悪夢も、そこに映画愛が滲んでしまっている。彼も映画に取り憑かれてしまった人間である証拠。

しかしながら妥協の果てに出来上がった「パメラ」が決して面白そうには思えないのが、またなんともね…。

 

 

9位 リトル・ランボーズ(2007年、ガース・ジェニングス監督)

リトル・ランボーズ [レンタル落ち]

【あらすじ】宗教上の理由によって娯楽を禁じられているウィルは、ひょんなことから学校イチの問題児カーターと知り合う。ウィルはカーターの家で初めて映画「ランボー」を観て感銘を受け、彼の映画作りに協力することにするが…

無垢すぎるウィル少年と悪知恵の働くカーターくんの名コンビ振りが微笑ましい。イマジネーション溢れる映像も楽しくて、大好きな映画です。好きなものを通して結ばれた友情はいつまでも色あせない。それが「映画」だったとしたら最高だよね。最後、二人で撮った「SON of

 RAMBO"W"」が流れるのは反則ですわ(泣く)。

あと、『デトロイト』でクソ警官を演じたウィル・ポールターがクソかわいいし、ビル・ミルナーにいたっては、もはや天使かっ!だし。てか役名ウィルって、君の名前で僕を呼んで状態じゃね。(錯乱)

 

 

10位 カミュなんて知らない(2006年、柳町光男監督)

カミュなんて知らない [DVD]

【あらすじ】「人を殺してみたかった」ーそんな殺人者を主人公にした映画を製作しようとしているワークショップの学生たち。しかし、監督を務める松川の恋愛沙汰にスタッフたちも巻き込まれて…

映画作りをしながら恋愛のゴタゴタに陥る、若さゆえの滑稽さと歯がゆさと頭デッカチな痛々しさに満ち満ちた「映画作り"青春"映画」です。大人に一歩足を踏み入れたくらいの若者たちにとって、恋愛は殺人と同等くらいの「不条理」なものなのかも?

ただ、ラスト15分にあっと驚く血みどろな仕掛けが。これをアリとするかナシとするかで評価は変わりそう。もちろんわたしは「アリ」です。

 

ちょっと前にあげたこちらの記事でも少しだけ触れています。

minmin70.hatenablog.com

 

 

次点  エキストランド(2016年、坂下雄一郎監督)

【あらすじ】地方のフィルムコミッションを騙して映画を撮ろうとする悪徳プロデューサー。「映画に出られる!」と喜んでいた地元民たちも次第にその横暴さに疑問を持ちはじめ…

うーんとすいません、実はこの映画観てないんです。(うぉい!)でも、観てたら絶対ランクインしてただろうなぁ〜って言うくらいあらすじにドンピシャ感あるんですよ。わたしが「カメラを止めるな!」に求めていたものが多分この映画にはある気がする。てか吉沢悠って「善人顔なのにヤベェ奴」やらせたら最高にうまい気がする。

これ、なんのアナウンスもないんだけど、DVD出ないのかなぁ?観たいなぁ。

 

 

その他

トロピック・サンダー  史上最低の作戦

みんな大好きトロピックサンダー!なのでわたしが入れなくても他の人が入れるだろうと思って外しました。

ちなみにわたしは最初観た時トム・クルーズがどこに出てるのかわからなくて、吹替で観てやっと気付きました。ちゃんと森川智之さんだったっ!笑笑   吹替もおすすめです。

おバカなノリばかり取り上げられがちな映画だけど、ちゃんと演技論的なところにも触れられていて(「ただバカをやるだけじゃダメだ」とか「自分は何者でもない」とか)、ベン・スティラーの俳優としてのスタンスが垣間見れるのも興味深い一作。

ところで「悪魔の小径」はいつ公開ですか?FOXサーチライトさん!

 

 

ザ・プレイヤー

ザ・プレイヤー [DVD]

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ハッピーエンド至上主義のハリウッドを皮肉りつつ、映画愛とヒッチコックへの目配せに溢れたロバート・アルトマンの傑作。一応映画制作会社が舞台になっているけど、映画作りよりもスリラー要素が強いかなと思って今回は選外に。様々に人が入り乱れる冒頭8分の長回しはあまり有名。

ジェフ・ゴールドブラムジョン・キューザックが本人役でカメオ出演していたり、スーザン・サランドンピーター・フォーク(てか刑事コロンボ)がほんの端役でいきなり出てきたりして、俳優好きさんもとても楽しめる。映画内映画にブルース・ウィリスが出てくるシーンは噴飯もの!要所要所で映画ポスターが大写しになる演出も、映画ファンにはたまらないんじゃないかな。

アルトマンの映画は後年の作品しか観ていないので、いつかちゃんと観ようと思ってます。

 

 

セシル・B /ザ・シネマ・ウォーズ

セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ [DVD]

セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ [DVD]

 

理想の映画のために情熱を燃やす若者たちの物語、かと思いきや…ラストの超絶バカバカしさ!さすがジョン・ウォーターズ。なんていうか、ここまで夢中になれるものがあるっていうのが羨ましく思えるよね。(そうか?)

ディ〜メンテッドフォエーバ〜♪

 

 

探検隊の栄光

探検隊の栄光

探検隊の栄光

 

すごく好きな映画だけど、これはあくまでテレビクルーの話だからね。今回は残念ながら除外。

ちなみにわたしの感想はこちら。

minmin70.hatenablog.com

 

 

人生はシネマティック!

これは今年観たんだけど、観終わった後に「あぁいい映画だったなぁ」としんみりした気持ちになる、なかなかの良作でした。

次の自分の特集で紹介したいから除外。

 

 

ブリグズビー・ベア

ブリグズビー・ベア (字幕版)
 

これも最近観て、めっちゃ泣いた。映画への情熱と、現実を乗り越えるフィクションの力。ニセ父親役のルーク・スカイウォーカー(違)が、いいのよ!

そして全ては主人公ジェームスの、この言葉。

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「映画作りは最高だ」!!!

 

 

と、言うわけで以上ですっ!

このベストテン企画って、自分で考える楽しさももちろんあるのですが、他の方のベストテンを読むのも楽しみだったりするので、是非是非皆さまも、ブログやTwitterで参加してみてください!

 

締め切りは、12月16日(日)までです!