あらすじ
ゾンビ化した両親に嫌気がさし、恋人アイモと同棲をはじめたミッラ。しかし彼女の愛を疑ったアイモが、貯めたお金で強化スーツを購入しロボット化してしまう。それが原因で仲違いしてしまった2人だったが、傷ついたアイモは心臓までも機械化させてしまい…
とにかくヤヴァイ。
これ観てる間、
あぁんもうこれ大好きなやつーーー!
ってずーっと絶叫してた。もう、最高です。
ちょっと前にGYAOさんで無料公開されている時に観て、「なんだこの傑作は!」と度肝を抜かれたんですが、最近になってAmazonプライムさんでも配信が開始されたので「イヤ、あんなわけわからん映画面白いと思うだなんて、あの時は頭がどうかしていたのだろう」と再見したのですが…やはりやはり、超絶ド最高でした。
どうやらわたしは元から頭がどうかしているようですな。ありがとうございます!
あらすじで「?」てなった方、ご安心ください。こんなのは序の口で、ノロウィルス怪人を追う食中毒探偵、浮気しない夫に不満を持つ主婦と呪われた赤ちゃん、飛ぶのが下手すぎるスーパーヒロイン、女性に一目惚れしてしまったゲイの友人、アンデス山脈を旅してきたカウボーイ風悪魔ばらい、と個性的な面々が何の説明もなしにぶち込まれます。
超意味不明で最狂に汚いのが、ノロ怪人の件ね…ケツに突っ込んだ指を構えながら襲ってくるわ、下痢とゲロのオンパレード。…え、正気?
最凶すぎるノロ怪人…爆笑。映画『ワンダフル・ワールド』予告編 - YouTube予告編より
そして歌い出すオネェの妖精、いきなりはじまるミュージカルシーン。
ちなみに後ろの壁にはカタカナで「ガイガン」と書かれてあります。他にも「エビラ海の大決戦」とか書いてる部屋があったり、トイレに「公衆便所」とか書いてあったり…え、だから正気?映画『ワンダフル・ワールド』予告編 - YouTubeより
カオス。
…この映画、一言で表現するなら「カオス」です。映画に「整合性」だとか「ストーリー性」だとか「テーマ性」だとかを求める人には絶対におすすめしませんが、ハマる人はめちゃくちゃハマると思います。ヤバいです。
というわけでごめんなさい、今回はこれ以上書けません。もし予告編観て気になった方は是非ご覧になってみて下さい。
一応、最初観た時ツイッタにあげた感想置いておきます。
『ワンダフルワールド』
— ナオミント (@minmin70) 2018年7月6日
酒を飲むとゾンビになる両親との暮らしに嫌気がさし、彼氏と同棲を始めたミッラ。しかし強くなりたいと彼氏が体をロボットに改造してしまい…
ゾンビ、スーパーヒーロー、宇宙人まで出てくる、ヘンテコでクレイジーな世界観が斬新で楽しい!壁にガイガンとか書いてあるし…笑笑 pic.twitter.com/cDabS3lyV2
『ワンダフルワールド』
— ナオミント (@minmin70) 2018年7月6日
唐突に下ネタ(ゲロ下痢系アリ)が入ったりするし、いやマジで?って突っ込みたくなる展開多いんだけど、キッチュな衣装やオシャレ可愛い絵作りで全て受け入れてしまう。
元はフィンランドの人気ドラマシリーズらしいです。時々北欧人凄い変なテンションの映画作るよね…好き♡ pic.twitter.com/WSgNTiGW2w
以下、最後のネタバレしちゃいますが、カオス過ぎて別に読んじゃっても平気だと思います。
ネタバレ↓↓
恋人アイモの心臓を取り戻し、愛を確認しあった2人。最後は宇宙人が現れてスーパーヒロインと戦い、赤ちゃんが悪魔ばらいでゲロを吐き、夫の浮気を喜ぶ奥さんが母乳ピューピュー出しながら大団円。その後、アイモと距離を置こうと未来旅行に出かけたミッラは、手違いで過去にタイムスリップしてしまう。するとそれは映画の冒頭で…ってえ、意味わからない?いやまじだから。
カオス。映画『ワンダフル・ワールド』予告編 - YouTube予告編より
とりあえず、今年観た映画の中でぶっちぎりの1位です。世の中にはまだまだ知らない傑作が溢れているんだなぁ。
映画って本当に素晴らしいですね。幸せだ!!
作品情報
- 監督 テーム・ニッキ
- 脚本 テーム・ニッキヤニ・ペーセー
- 音楽 ヤンネ・フットゥネン
- 製作年 2015年
- 製作国・地域 フィンランド
- 原題 LOVEMILLA
- 出演 ミルカ・スオンパー、ヨエル・ヒルヴォネン